有明と長崎日大の予想!甲子園2回戦の勝敗・見どころ・注目選手を徹底分析

有明と長崎日大の予想!甲子園2回戦の勝敗・見どころ・注目選手を徹底分析

2026年夏の甲子園2回戦で、有明と長崎日大による九州勢同士の対戦が実現します。

甲子園初出場の有明は、1回戦で立命館宇治に6-3で逆転勝利。長崎日大は立正大淞南を相手に18安打15得点を挙げ、15-1で快勝しました。両校とも8月7日の初戦を突破し、8月13日の2回戦に進んでいます。

勝ち方だけを見ると、「終盤まで粘って一気にひっくり返した有明」と「打線の厚さで押し切った長崎日大」という対照的な2校です。

ただ、このカードを単純に初戦の得点差だけで予想することはできません。

両校は2026年3月にも練習試合で対戦しており、そのときは有明が4-0で勝利しています。一方、長崎日大のエース古賀友樹はその試合で4回を1安打無失点に抑えており、「有明は長崎日大には勝ったが、古賀は攻略できなかった」という非常に興味深い関係があります。

さらに有明は今回の再戦へ向け、古賀を想定した打撃練習を重ねています。春に打てなかった投手への対策が夏の甲子園で通用するのかは、この試合最大の見どころといっていいでしょう。

この記事でわかること
  • 有明と長崎日大の勝敗予想
  • 予想スコアとその根拠
  • 1回戦と3月の直接対決から見える両校の特徴
  • 勝敗を左右しそうな5つのポイント
  • 試合中に注目したい観戦ポイント
目次

有明と長崎日大の予想は長崎日大がわずかに優勢

最初に結論を出すと、長崎日大をわずかに優勢と予想します。

ただし、長崎日大が一方的に押し切るという予想ではありません。有明にも投手力と機動力という明確な勝ち筋があり、ロースコアになれば勝敗はほぼ五分に近づくと見ています。

  • 長崎日大は1回戦で18安打15得点と打線全体の状態が良かった
  • 古賀は1回戦で6回2安打1失点、8奪三振と安定していた
  • 有明には工修哉と斉藤遼汰郎というタイプの異なる左腕2枚がいる
  • 3月の直接対決では有明が4-0で勝っている
  • ただし有明は、その直接対決で古賀から得点できていない

この5点を合わせると、総合力では長崎日大を少し上に取りたい一方、相性まで考えると大差をつける予想にはできません。

予想スコアは長崎日大4-3有明

本命の予想スコア

長崎日大 4-3 有明

長崎日大が序盤から大量得点する展開より、投手戦気味に始まり、中盤以降に長崎日大がわずかに抜け出す展開を想定しています。

長崎日大の大きなプラス材料は古賀です。

1回戦の立正大淞南戦で古賀は6回を89球で投げ、被安打2、1失点、8奪三振。5回終了まで相手打線を無安打に抑える内容で、長崎日大が試合を優位に進める土台を作りました。

有明は1回戦で6得点していますが、チームとしては32打数6安打の打率.188で10三振。得点力そのものより、終盤に相手の四球や失策、暴投まで逃さず一気に試合を動かした勝負強さが光った試合でした。

古賀が四球や守備の乱れを最小限に抑えれば、有明は立命館宇治戦ほど簡単には好機を広げられない可能性があります。

長崎日大の圧勝とは予想しない

長崎日大は1回戦で15点を取っています。

それでも「長崎日大が大差で勝つ」とまでは予想しません。その最大の理由が、有明の投手陣です。

有明は熊本大会決勝でも工が5回無失点で試合を作り、6回から斉藤へつなぐ継投で東海大熊本星翔を4-1で破りました。全国大会でも1回戦は工が4回1失点、斉藤が5回を投げています。

しかも3月の直接対決では、長崎日大が有明に0-4で完封負け。古賀降板後に有明が4点を奪った一方、長崎日大打線は試合後半に有明の左腕を攻略できませんでした。

長崎日大の「15得点」という数字だけで予想しないことがポイントです。

初戦で15得点した長崎日大の打線と、一度その長崎日大を無得点に封じた有明投手陣の対決だからこそ、数字以上の接戦になる可能性があります。

有明対長崎日大の試合時間と直前情報

有明対長崎日大は、2026年8月13日の第2試合として13時開始予定です。

前日の試合日程変更を受けて13日のカードも調整されています。

12時15分時点では、先発とスタメンは正式掲載前です。

そのため、この記事では工や古賀を確定先発として扱っていません。これまでの起用実績をもとに予想しています。

1回戦では有明が工から斉藤、長崎日大が古賀から中村吏希、池田陽向へつなぎました。

先発発表後は「誰が投げるか」だけでなく、有明が斉藤を先発に回すのか、工から斉藤のリレーを続けるのかにも注目です。

2026年からのDH制も有明を見るポイント

2026年度から、高校野球では指名打者制、いわゆるDH制が導入されています。

有明は1回戦で、この新制度を興味深い形で活用しました。

工は先発投手を務めながら、打順では5番DHにも入りました。有明の1回戦の先発打順は1番永田晴輝、3番實田聡志、4番十文字彩輝、5番工という並びでした。

工修哉の注目ポイント

工は「相手打線を抑える投手」であると同時に「得点を生み出す打者」でもあります。直前練習では打撃で2安打を放っており、今回も同じ起用なら投打両面に注目です。

1回戦を比較すると長崎日大の打力と有明の勝負強さが対照的

両校の1回戦は、同じ勝利でも中身が大きく異なります。

長崎日大は序盤に先制し、後半になるほど得点を重ねました。有明は六回まで無得点でしたが、終盤に少ないチャンスをものにして逆転しています。

比較項目有明長崎日大
1回戦の相手立命館宇治立正大淞南
スコア6-315-1
安打618
三振103
盗塁43
先発投手工修哉古賀友樹
先発投手の投球回4回6回
先発投手の球数66球89球

有明の6安打と長崎日大の18安打には大きな差があります。

ただ、有明は打てなかったから弱いというより、出塁、走塁、相手のミスを得点へ変える能力で勝ったチームです。

有明は9回二死から試合をひっくり返した

有明の1回戦は、六回終了時点で0-3でした。

七回に永田の適時打で2点を返し、2-3で迎えた九回表。一死走者なしから相手の失策などで走者を出し、二死満塁までつなぐと、再び永田が走者一掃の3点適時二塁打を放って逆転しました。

永田はこの試合5打数2安打5打点。さらに逆転後には三盗を決め、その際の捕手の悪送球で追加点まで奪っています。

有明が狙いたい勝ち方
  • 四球や単打で走者を出す
  • 盗塁やバントで得点圏へ進める
  • 相手守備に一つ先のプレーを意識させる
  • 永田や中軸の前に走者をためる
  • 2、3点差以内で終盤まで食らいつく

長崎日大は18安打15得点で打線の厚さを示した

対する長崎日大は、2回に3点を先制。その後も六回3点、七回3点、八回2点、九回4点と終盤まで攻撃を止めず、18安打15得点を記録しました。

特に目立ったのが6番の竹内剛です。

竹内は4打数4安打2打点。二塁打2本、三塁打1本を放ちながら、別の2打席では犠打を決めており、長打と小技の両方で攻撃に絡みました。

1番の太田涼介も6打数3安打で、8番の小池郁は2安打3打点、9番の広石歩も2安打2打点を記録しています。

長崎日大の怖さは「下位打線でも攻撃が終わらない」こと。

上位打線で走者を返すだけでなく、6番以降から再び攻撃を作り、下位から1番へつなげられる点が大きな強みです。

3月の直接対決は有明が4-0で勝利

有明と長崎日大の予想を考えるうえで、1回戦以上に興味深い材料が3月の直接対決です。

両校はセンバツ前の対外試合で一度対戦し、有明が4-0で勝っています。

「有明が4-0で勝った=今回も有明有利」と考えるのは早計です。

有明は古賀からは得点できていない

3月の試合で先発した古賀は、有明打線を4回1安打無失点に抑えました。

有明が4点を奪ったのは古賀の降板後。七回に2番手投手から5安打とスクイズを絡めて4点を挙げています。

3月の直接対決を正確に見ると

試合結果では有明が勝利。

しかし、古賀対有明打線という部分だけなら古賀が圧倒しました。

1回戦でも古賀が好投している以上、有明にとって最大の課題は春から変わっていません。

古賀をどう打つか。

長崎日大も有明の左腕を攻略できなかった

一方、長崎日大側にも同じことが言えます。

3月の試合では無得点に終わり、特に試合後半は有明の左腕から安打を出せませんでした。

つまり今回の再戦では、有明は春に打てなかった古賀を攻略しなければならず、長崎日大は春に抑えられた有明の左腕投手陣を攻略しなければなりません。

3月の4-0は今回の結果を決める「答え」ではありません。

どちらの対策が夏までに進んだのかを見る材料として考えると、この再戦がさらに面白くなります。

有明は長崎日大の古賀対策を徹底してきた

有明にとって心強いのは、春の課題をそのままにして今回を迎えているわけではないことです。

1回戦突破後には長崎日大を明確に意識した練習を行い、試合前日にも実戦を想定した調整を続けています。

約100分の打撃練習で古賀を想定

有明は8月9日、大阪市内で約2時間の練習を行い、そのうち約100分を投球マシンによるフリー打撃に充てました。

さらに8月12日の練習でも、レギュラー陣が4打席ずつに入り、そのうち2打席は長崎日大の右腕エースを想定した実戦形式でした。

春から夏への最大の変化

春には4回で1安打しか打てなかった相手です。しかし今回は初見ではありません。

「知っているのに打てなかった投手」を、対策したうえでどこまで攻略できるのか。ここが有明打線最大のチェックポイントです。

「球種を決め打ちしすぎない」が一つのヒント

前日練習では工が実戦形式の打撃で2安打を放ち、古賀を意識した打席について球種やコースを絞りすぎない趣旨の考えを話しています。

古賀には直球だけでなく、大きなカーブがあります。

有明打線が「直球待ち」「カーブ待ち」と決めすぎれば、逆の球種でカウントを取られる可能性があります。

反対に、球種を広く見ながらストライクゾーンへ来た球を確実に捉えられれば、春とは違う結果も十分考えられます。

投手力は有明の左腕2枚と長崎日大の古賀が中心

この試合は打線に注目が集まりやすいカードですが、予想の土台になるのは投手力です。

長崎日大は古賀という軸がはっきりしており、有明には工と斉藤という2人の左腕がいます。どちらが先に相手打線へ対応を強いるかで試合の形が変わります。

有明は工から斉藤へのリレーが機能している

熊本大会決勝では工が5回無失点で投げ、6回から斉藤へ継投。東海大熊本星翔を4-1に抑えて甲子園出場を決めました。

甲子園1回戦でも工が4回66球で1失点。斉藤は5回87球を投げ、被安打2、7奪三振。2失点でしたが自責点は1にとどめています。

工が打たせて試合を作り、斉藤の速球と変化球で相手の目先を変える。この形が機能すれば、長崎日大の強力打線でも簡単には大量得点できません。

古賀は有明戦でも最大の壁になる

長崎日大は、古賀の存在が大きいチームです。

甲子園1回戦では6回89球、被安打2、8奪三振、1失点。しかも3月の有明戦でも4回無失点です。

有明が勝つために、古賀を完全に打ち崩す必要はありません。

重要なのは、古賀が投げている間に「0」を並べ続けられないこと。

一、二回で1点でも取れれば長崎日大側にプレッシャーをかけられます。

反対に五回まで0点に抑え込まれると、長崎日大打線が有明投手陣を攻略する時間が増え、試合は長崎日大のペースに傾きます。

打線は長崎日大が上、有明は得点の作り方で対抗したい

打線だけを比較するなら、1回戦の内容では長崎日大が上です。

長崎日大は46打数18安打でチーム打率.391。有明は32打数6安打で.188でした。

もちろん1試合だけの数字ですが、現在の打線の勢いには明確な差があります。だからこそ、有明は同じ土俵で安打数を競う必要はありません。

有明は永田の前後で走者をどう作るか

1回戦のヒーローは1番・永田でした。2安打5打点という数字だけでなく、七回と九回という重要な場面で得点を生み出しています。

ただ、1番打者なので初回以外は「永田の前に下位打線が出塁できるか」が重要になります。

7番から9番が粘って出塁し、二巡目以降に1番永田へ走者ありで回す。この形を何度作れるかが重要です。

長崎日大は6番以降でも攻撃が終わらない

初戦で最も多く安打を放った竹内は6番。2安打3打点の小池は8番、2安打2打点の広石は9番でした。

つまり有明投手陣は、3番から5番を抑えたからといって安心できません。

6番竹内から下位打線で走者がたまり、そのまま1番太田へ戻れば大量得点につながります。

長崎日大の下位打線から始まるイニングを短く終わらせられるかは、有明にとって重要なポイントです。

勝敗を分ける5つのポイント

ここまでの材料をまとめると、この試合には勝敗が動きやすい場面がいくつかあります。

単純にヒット数を追うのではなく、次の5点に注目すると試合の流れがかなり分かりやすくなります。

POINT

古賀を有明が一巡目から捉えられるか

3月は4回1安打無失点。今回も有明が三者凡退を繰り返すようなら長崎日大が有利です。安打にならなくても、球数を投げさせたり強い打球を飛ばしたりできているかに注目です。

POINT

最初の3イニングを有明が1点差以内で終えられるか

有明が三回までを0-0、1-0、0-1程度で終えれば、投手力と機動力を生かした接戦へ持ち込めます。

POINT

有明の機動力が長崎日大守備を揺さぶれるか

有明は初戦で4盗塁。一方、長崎日大は大勝した初戦でも3失策がありました。走者が出た後の盗塁、バント、エンドランなどの駆け引きが重要になります。

POINT

長崎日大の下位打線を有明が止められるか

小池や広石まで出塁して1番太田へ戻る形になると、長崎日大の大量得点パターンが生まれます。6番以降を短く終わらせたいところです。

POINT

継投のタイミングが試合を変える

有明は工と斉藤をどう配置するのか。長崎日大は古賀をどこまで投げさせるのか。3月は古賀降板後に有明が4点を取っており、投手交代直後は特に重要です。

有明が勝つならロースコアで終盤勝負に持ち込みたい

有明が勝つ展開として最も想像しやすいのは、3-2や4-3の接戦です。

長崎日大との打ち合いに正面から付き合うより、投手陣で得点を抑え、走塁や小技で1点ずつ奪う方が有明の強みを生かせます。

  • 工または斉藤が序盤3回を1失点以内に抑える
  • 古賀から四球や単打で走者を出す
  • バントや盗塁で得点圏まで進める
  • 古賀に球数を使わせ、救援陣を引き出す
  • 2点差以内で七回以降へ入り、永田の前に走者を置く

有明には、九回二死でも試合を諦めずにつないだ1回戦の経験があります。

それを「また奇跡が起きる」と考えるのではなく、相手が嫌がる形を最後まで続けられるチームだと捉える方が適切でしょう。

長崎日大が勝つなら古賀の好投中に先行したい

長崎日大の理想は、有明とは反対です。

古賀が有明打線を抑えている間に先制し、中盤までに2、3点のリードを作りたいところです。

  • 古賀が有明の機動力を封じる
  • 太田を中心に上位打線で走者を出す
  • 竹内、小池、広石まで含めて攻撃を切らさない
  • 工から斉藤への交代前後に追加点を取る
  • 終盤までに有明がバントを選びにくい点差を作る

1-0のまま終盤へ入れば、一つの四球や失策で簡単に追いつかれます。

3-0、4-0まで広げれば、有明は積極的な走塁やバントだけでは追いつきにくくなり、長崎日大が守りやすくなります。

観戦をより楽しむならここを見る

有明対長崎日大は、得点シーンだけを追うより細かな攻防を見るほど面白くなるカードです。

古賀対有明打線、有明の左腕対長崎日大打線という大きな構図の中で、走塁や配球、継投がどのように絡むかに注目してみてください。

観戦中にチェックしたい4項目
  • 古賀の球数:有明が無得点でも球数を使わせていれば悪くない
  • 有明の走者:一塁に出た瞬間から盗塁・犠打・エンドランに注目
  • 長崎日大の6番以降:下位から1番太田までつながるか
  • 工の打席:投手だけでなく打者として得点に絡めるか

古賀の球数は得点以上に重要

有明が一回、二回と無得点でも、それだけでは長崎日大有利とは限りません。

古賀に各回20球近く投げさせているのであれば、有明の狙いはある程度成功しています。

逆に短い球数で簡単に打者が終わり、三回終了時点でも球数が少なければ長崎日大にとって理想的です。

有明にとって古賀攻略とは、序盤から大量点を取ることだけではありません。

粘って球数を増やし、六回、七回に古賀または救援投手を攻略することも一つの勝ち方です。

有明の走者が出た瞬間に試合を見る

有明の攻撃は、走者が一塁へ出た瞬間から面白くなります。

盗塁なのか、犠打なのか、ヒットエンドランなのか、そのまま打たせるのか。

初戦では盗塁を4度成功させており、走者がいるだけで選択肢が増えます。長崎日大のバッテリーがどこまで走者を警戒するのかにも注目です。

長崎日大は6番から1番までを一つの攻撃として見る

長崎日大を見るときは、クリーンアップだけで攻撃が終わったと思わないことです。

6番竹内、8番小池、9番広石、そして1番太田まで得点を生み出せる打者が続いています。

有明投手陣が下位打線を三者で終わらせたイニングは、数字以上に大きな意味を持つでしょう。

工が打席でも結果を出せるか

有明ならではの見どころが工です。

1回戦では先発投手を務めながら5番DHとして打席にも立ちました。

1回戦の工は3打数無安打でしたが、前日の実戦形式では2安打を放っています。

工が担う可能性がある役割

自分で相手打線を抑え、自分のバットで自分を援護する

有明と長崎日大の注目選手

両校とも一人のスターだけで勝ち上がったチームではありません。

それでも試合展開へ特に大きな影響を与えそうな選手を挙げるなら、有明は永田、工、斉藤、長崎日大は古賀、太田、竹内です。

チーム注目選手注目ポイント
有明永田晴輝1回戦で2安打5打点。終盤の勝負強さ
有明工修哉左腕として試合を作り、打者としても起用可能
有明斉藤遼汰郎速球と変化球を武器にする左腕。救援起用も鍵
長崎日大古賀友樹1回戦6回2安打1失点。3月の有明戦も無失点
長崎日大太田涼介1回戦3安打。1番打者兼捕手として攻守の中心
長崎日大竹内剛1回戦4安打。長打だけでなく犠打もできる

有明は永田だけに頼らないことが重要

永田は1回戦で5打点を挙げた以上、長崎日大バッテリーも簡単には勝負してこないでしょう。

だからこそ有明は、永田以外の打者が重要になります。

1番永田が歩かされたり厳しく攻められたりしても、2番以降で得点できれば長崎日大は配球を変えざるを得ません。

長崎日大は古賀と太田のバッテリーにも注目

古賀の投球だけを見るのではなく、捕手の太田との組み立ても見どころです。

太田は1回戦で1番打者として3安打を放ちながら、捕手として古賀ら投手陣をリードしました。

有明は盗塁を積極的に仕掛けるチームです。そのため太田には、打撃だけでなく二塁送球や走者への警戒も求められます。

有明対長崎日大についてよくある疑問

試合前に特に気になりやすいポイントを、簡潔に整理します。

有明と長崎日大はどちらが勝つ予想?

長崎日大をわずかに優勢と予想します。古賀の安定感と、1回戦で18安打15得点を記録した打線の厚さが理由です。ただし有明は3月の直接対決で4-0と勝っており、接戦を本線としています。

有明対長崎日大の予想スコアは?

本記事では長崎日大4-3有明と予想します。ただ、有明が三回まで長崎日大を無得点または1失点に抑えれば、3-2で有明という結果も十分あり得ます。

有明と長崎日大は以前にも対戦している?

2026年3月の練習試合で対戦し、有明が4-0で勝っています。ただし古賀は4回を1安打無失点に抑えており、「有明は勝ったものの古賀は攻略できなかった」と見る必要があります。

有明対長崎日大の最大の見どころは?

古賀を有明打線が攻略できるか、有明の左腕投手陣を長崎日大打線が攻略できるかです。春の直接対決から約5カ月を経て、どちらの対策が上回るかが勝敗を左右します。

有明対長崎日大は何時から?

2026年8月13日の13時開始予定です。ただし前の試合の進行などによって、実際の開始時刻が多少ずれる可能性があります。

最終予想は長崎日大4-3有明、勝負の鍵は春からの「再攻略」

最終予想

本命:長崎日大

予想スコア:長崎日大 4-3 有明

長崎日大をわずかに上と見る理由は、エース古賀と打線の現在地です。

古賀は甲子園1回戦で6回2安打1失点、8奪三振。打線は18安打15得点を記録し、上位から下位まで結果を残しました。

ただし、この試合を長崎日大の圧倒的有利とは見ません。

有明には工と斉藤の左腕2枚がいます。1回戦では6安打ながら4盗塁を絡め、九回二死から逆転しました。そして何より、3月の直接対決では長崎日大に4-0で勝っています。

一方で、その4-0の試合で古賀自身は打てませんでした。

この試合最大のテーマ

春に古賀を打てなかった有明が、対策を重ねて夏に攻略できるのか。

春に有明の左腕を打てなかった長崎日大が、15得点を記録するまで成長した打線で攻略できるのか。

この「再攻略」が最大のテーマです。

試合が始まったら、まず最初の3イニングに注目してください。

有明が古賀に簡単に三者凡退を重ねれば長崎日大が優位。反対に、有明が走者を出して古賀に球数を使わせれば、スコアが0-0でも有明にとって悪くありません。

長崎日大が有明の投手陣から下位打線まで出塁し始めれば、初戦のようなビッグイニングが見えてきます。

そして六回を終えて2点差以内なら、そこからは有明の粘りも十分怖いでしょう。

予想は長崎日大4-3。

それでも最後まで勝敗が読めない接戦こそ、この九州対決で最も期待したい試合展開です。

【試合結果】有明が長崎日大に3-2で勝利!初出場で3回戦進出

試合終了後に追記

2026年8月13日に行われた夏の甲子園2回戦は、有明が長崎日大に3-2で勝利しました。

春夏通じて甲子園初出場の有明は、1回戦の立命館宇治戦に続く2勝目。九州勢同士の接戦を制し、3回戦進出を決めています。

チーム123456789
長崎日大0100000012
有明02100000×3

事前予想では長崎日大をわずかに優勢とし、予想スコアを長崎日大4-3有明としていました。

実際の結果は有明3-2長崎日大。1点差の接戦という試合展開は予想に近かったものの、勝者は反対となりました。

予想の答え合わせ

長崎日大の打力をやや上と見ていましたが、実戦では有明が相手のミスを得点につなげ、機動力で追加点を奪い、工修哉から斉藤遼汰郎への左腕リレーで最後までリードを守りました。

事前に挙げていた「投手力」「機動力」「ロースコアで終盤まで持ち込む」という有明の勝ち筋が、実際の試合では想定以上にはっきり表れた一戦でした。

2回に長崎日大が先制するも、有明がすぐに逆転

先に試合を動かしたのは長崎日大でした。

2回表、8番・小池郁が適時打を放ち、長崎日大が1点を先制します。

しかし有明は、その裏にすぐ反撃しました。

四球と内野安打などで2死二、三塁の好機を作ると、8番・新谷遼の内野ゴロが長崎日大三塁手の悪送球を誘います。

この間に三塁走者だけでなく二塁走者の工修哉まで生還し、有明が2-1と逆転しました。

ここは事前に想定していた有明らしい得点でした。

有明は1回戦でも、相手の四球や失策、暴投を得点につなげています。大量の安打を並べなくても、走者を出して相手守備へプレッシャーをかけ、ミスが出た瞬間に複数得点へつなげる強さを再び見せました。

永田晴輝の足で奪った3点目が結果的に決勝点

勝敗を振り返るうえで最も大きかったのが、3回裏に有明が奪った3点目です。

1番・永田晴輝が二塁打で出塁すると、すかさず三塁への盗塁に成功しました。

続く攻撃で3番打者が三塁へのゴロを放つと、永田は好スタートを切って本塁へ突入。クロスプレーとなりましたがセーフとなり、有明が3-1とリードを広げました。

長崎日大が9回に1点を返したため、この永田の好走塁で奪った3点目が結果的に決勝点となりました。

事前記事で注目していた「機動力」が的中

事前予想では、有明が勝つためには盗塁や走塁で長崎日大守備を揺さぶれるかが重要と見ていました。

実際に決勝点となったのは、永田の二塁打からの三盗、そして三塁ゴロで迷わず本塁へ突入した好走塁でした。

永田自身も試合後、「塁に出たら盗塁すると決めていた」という趣旨で振り返っており、有明が狙って仕掛けた機動力だったことが分かります。

有明の工修哉と斉藤遼汰郎の左腕リレーが長崎日大を2失点に抑える

有明が勝った最大の要因として外せないのが、工修哉と斉藤遼汰郎の左腕2人です。

先発した工は、2回に1点を失ったものの、その後は追加点を許さず4回1失点で試合を作りました。

5回からはエースの斉藤が登板。

緩急を使いながら長崎日大打線に的を絞らせず、8回まで無失点。9回に1点を返されましたが、最後まで同点を許さず、5回1失点でリードを守り切りました。

工:4回1失点

斉藤:5回1失点

有明がこれまで築いてきた「工が試合を作り、斉藤へつなぐ」という継投が、甲子園2回戦でも勝利につながりました。

高見一茂監督は試合後、長崎日大に10安打を許しながら2失点で終えたことについて、投手2人の活躍が大きかったという趣旨で振り返っています。

安打数だけなら長崎日大が多くても、走者を返させなかった有明。

事前予想では長崎日大打線の厚みを高く評価していましたが、実際には有明投手陣が「打たれても大量失点しない」投球を続けたことが勝敗を分けました。

有明対長崎日大の勝敗を分けた3つのポイント

試合結果を踏まえると、有明が3-2で勝利できた理由は大きく3つに整理できます。

POINT

相手のミスを一気に2得点へつなげた

2回裏の悪送球で、有明は1人だけでなく二塁走者まで一気に生還しました。相手のミスを最大限の得点へ変えたことが、序盤の主導権につながりました。

POINT

永田の機動力で決勝点を奪った

3回の永田は、二塁打だけで攻撃を終わらせず三盗を成功させ、さらに内野ゴロで本塁へ突入しました。この1点が最終的に3-2の決勝点となっています。

POINT

工から斉藤への継投で10安打を2失点に抑えた

長崎日大には10安打を許しましたが、工と斉藤が粘り強く投げ、失点は2点だけ。9回に1点差まで迫られても同点を許さなかったことが最大の勝因です。

事前予想の5つのポイントを試合結果から答え合わせ

試合前の記事では、有明対長崎日大の勝敗を分けるポイントとして「序盤」「機動力」「下位打線」「継投」などに注目していました。

事前の注目点実際の試合
序盤を接戦で進められるか有明が2回に逆転し、3回まで3-1。理想的な展開
有明の機動力永田の三盗と好走塁が決勝点につながった
長崎日大打線を抑えられるか10安打を許したが2失点に抑えた
工と斉藤の継投工4回、斉藤5回のリレーが成功
終盤まで2点差以内なら有明にも勝機有明が2点リードで終盤へ入り、9回の反撃を1点で止めた

振り返ってみると、事前に有明の勝ち筋として想定していた展開がかなり多く実現しています。

それでも長崎日大を本命にしたのは、初戦18安打15得点の打線を高く評価したためでした。

しかし実際には、有明が安打を許しても走者を返さず、相手のミスと自分たちの足を得点へ変えました。

予想が外れた最大のポイント

長崎日大の「安打を重ねる力」を、有明の「失点を最小限に抑える力」が上回りました。

10安打を浴びながら2失点で勝ち切ったことを考えると、有明の投手力だけでなく、守備や試合運びまで含めた粘り強さを事前予想以上に評価すべきだった一戦です。

有明は春夏通じて初出場で16強、次はベスト8をかけた3回戦へ

有明は春夏通じて初めて出場した甲子園で、これで2勝となりました。

1回戦では9回二死から立命館宇治を逆転。

2回戦では長崎日大に先制されながら、2回にすぐ逆転し、最後は9回の反撃を振り切りました。

勝ち方は異なりますが、共通しているのは相手に流れが傾いても慌てず、自分たちの野球を続けていることです。

高見監督は試合後、次戦は選手たちが目標としているベスト8をかけた試合になると話しています。

地震の影響が続く熊本からも多くの声援が送られる中、甲子園初出場の有明がどこまで勝ち進むのか。3回戦も注目されます。

有明対長崎日大の最終結果まとめ
  • 試合結果:有明3-2長崎日大
  • 有明は春夏通じて初出場で3回戦進出
  • 2回に相手失策から2点を奪い逆転
  • 3回は永田の三盗と好走塁で決勝点
  • 工が4回1失点、斉藤が5回1失点
  • 長崎日大の9回の反撃を1点で止めて逃げ切った

事前予想は長崎日大4-3有明でしたが、結果は有明3-2長崎日大。

勝者こそ予想とは逆になったものの、「1点を争う接戦」「有明の左腕リレー」「機動力が勝負を左右する」というポイントは、そのまま試合の重要な要素になりました。

特に、永田の足で奪った3点目と、工・斉藤が10安打を浴びながら2失点に抑えた投球は、有明が初出場で16強まで勝ち進んだ理由を象徴する内容だったといえるでしょう。

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