甲子園で春夏とも優勝したことがない県はどこ?春・夏別の未優勝県一覧

甲子園で春夏とも優勝したことがない県はどこ?春・夏別の未優勝県一覧

甲子園で優勝したことがない県を調べると、「12県」「17道県」「18県」という異なる数字が出てくることがあります。

これは情報が間違っているのではなく、春の選抜高等学校野球大会と、夏の全国高等学校野球選手権大会をどのように数えるかによって答えが変わるためです。

2026年8月1日時点で、春と夏の甲子園を通じて一度も優勝したことがない県は12県です。

一方、春の甲子園だけで見ると未優勝は17道県、夏の甲子園だけで見ると未優勝は18県あります。

この記事では、春夏通算の未優勝県を最初に示したうえで、春と夏それぞれの一覧や、数字が異なる理由を分かりやすく整理します。

目次

甲子園で春夏とも優勝したことがない県は12県

甲子園で春夏とも優勝したことがない県は12県

結論からいうと、春のセンバツと夏の選手権のどちらでも優勝したことがないのは、青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県、新潟県、富山県、石川県、滋賀県、鳥取県、島根県、宮崎県の12県です。

春と夏の都道府県別優勝回数を照合し、両大会とも優勝回数が0回の県を抽出すると、この12県になります。

まず押さえておきたい数字は、次の3つです。

  • 春夏とも優勝経験がないのは12県
  • 春の甲子園で優勝経験がないのは17道県
  • 夏の甲子園で優勝経験がないのは18県
  • 2026年夏の大会は8月5日開幕のため、夏の数字は第107回大会終了時点

2026年の第108回全国高等学校野球選手権大会は、8月5日から8月22日まで開催されます。そのため、2026年8月1日時点では第108回大会の優勝県はまだ決まっていません。

春夏通算で未優勝の12県一覧

地域都道府県春夏の優勝状況
東北青森県春0回・夏0回
東北岩手県春0回・夏0回
東北秋田県春0回・夏0回
東北山形県春0回・夏0回
東北福島県春0回・夏0回
北信越新潟県春0回・夏0回
北信越富山県春0回・夏0回
北信越石川県春0回・夏0回
近畿滋賀県春0回・夏0回
中国鳥取県春0回・夏0回
中国島根県春0回・夏0回
九州宮崎県春0回・夏0回

春夏通算の未優勝県は、東北地方と北信越地方に多く集まっています。

ただし、「未優勝」という言葉は、その県の高校が甲子園で活躍していないことを意味するものではありません。

決勝まで進んだ高校や、全国大会で何度も上位に入った高校がある県でも、決勝戦で最後の一勝を挙げていなければ、都道府県別の優勝回数は0回となります。

地域別に見ると東北と北信越が多い

春夏とも優勝したことがない12県を地域別に分けると、次のようになります。

  • 東北地方は青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県の5県
  • 北信越地方は新潟県、富山県、石川県の3県
  • 近畿地方は滋賀県の1県
  • 中国地方は鳥取県、島根県の2県
  • 九州地方は宮崎県の1県

東北6県のうち、春夏通算の優勝経験があるのは宮城県だけです。

宮城県は長く春夏とも未優勝でしたが、仙台育英が2022年夏の決勝で下関国際を8対1で破り、東北勢として初めて夏の全国制覇を達成しました。これにより、宮城県は春夏通算の未優勝県から外れています。

北信越地方では、福井県が2015年春に敦賀気比の優勝を経験しています。

そのため、福井県は夏の未優勝県には含まれるものの、春夏通算の未優勝12県には含まれません。

12県は春と夏の未優勝県が重なる部分

春夏通算で未優勝の12県は、春の未優勝県と夏の未優勝県を足した数ではありません。

春で優勝したことがない県の中には、夏ではすでに優勝している県があります。反対に、夏で優勝したことがない県の中にも、春では優勝している県があります。

47都道府県の優勝状況は、次の4つに分けられます。

  • 春と夏の両方で優勝しているのは24都府県
  • 夏だけ優勝しているのは5道県
  • 春だけ優勝しているのは6県
  • 春と夏のどちらでも優勝していないのは12県

24都府県、5道県、6県、12県を合わせると、47都道府県になります。

「甲子園で一度も優勝したことがない県」を知りたい場合は、春のみ、夏のみではなく、両大会の優勝回数が0回の12県を見るのが正しい数え方です。

春の甲子園で優勝したことがないのは17道県

春の甲子園で優勝したことがないのは17道県

春の甲子園は、正式には選抜高等学校野球大会と呼ばれます。

2026年の第98回大会終了時点で、春の甲子園で優勝したことがないのは17道県です。

第98回大会では大阪桐蔭が智辯学園に7対3で勝ち、4年ぶり5回目の優勝を果たしました。大阪府と奈良県はいずれも以前から春の優勝経験があるため、この大会によって春の未優勝県に変化はありませんでした。

春の甲子園で未優勝の17道県一覧

地域都道府県春の優勝回数
北海道北海道0回
東北青森県0回
東北岩手県0回
東北宮城県0回
東北秋田県0回
東北山形県0回
東北福島県0回
関東千葉県0回
北信越新潟県0回
北信越富山県0回
北信越石川県0回
近畿滋賀県0回
中国鳥取県0回
中国島根県0回
九州福岡県0回
九州佐賀県0回
九州宮崎県0回

春の未優勝17道県には、春夏通算で未優勝の12県に加え、北海道、宮城県、千葉県、福岡県、佐賀県が含まれています。

この5道県は春では優勝していませんが、夏には優勝経験があるため、甲子園全体での未優勝県ではありません。

春は未優勝でも夏では優勝している5道県

都道府県春の優勝夏の優勝
北海道0回2回
宮城県0回1回
千葉県0回3回
福岡県0回4回
佐賀県0回2回

北海道では駒大苫小牧、宮城県では仙台育英が夏の全国制覇を経験しています。

千葉県では習志野や銚子商、福岡県では小倉や三池工、西日本短大付、佐賀県では佐賀商や佐賀北などが夏の頂点に立っています。

このため、「春の甲子園で優勝したことがない」という情報だけを見て、北海道や宮城県を「甲子園で一度も優勝していない」と判断するのは誤りです。

春は全都道府県から毎年出場する大会ではない

春のセンバツと夏の選手権では、出場校の決まり方が異なります。

センバツには地方大会を勝ち抜けば必ず出場できるという予選制度がありません。

都道府県高等学校野球連盟が候補校を推薦し、選考委員会が秋季大会の試合結果や試合内容などをもとに出場校を選びます。2026年の第98回大会の出場校は32校でした。

同じ都道府県から複数校が出場する年がある一方、1校も選ばれない都道府県もあります。

そのため、各都道府県から原則として代表校が出場する夏に比べると、県ごとの出場機会には違いが生じます。

夏の甲子園で優勝したことがないのは18県

夏の甲子園で優勝したことがないのは18県

夏の甲子園は、正式には全国高等学校野球選手権大会と呼ばれます。

2026年8月1日時点では第108回大会がまだ開幕していないため、夏の優勝回数は2025年の第107回大会終了時点で数えます。

この時点で、夏の甲子園で優勝したことがないのは18県です。

夏の甲子園で未優勝の18県一覧

地域都道府県夏の優勝回数
東北青森県0回
東北岩手県0回
東北秋田県0回
東北山形県0回
東北福島県0回
北信越新潟県0回
北信越富山県0回
北信越石川県0回
北信越福井県0回
関東山梨県0回
近畿滋賀県0回
中国岡山県0回
中国鳥取県0回
中国島根県0回
九州長崎県0回
九州熊本県0回
九州宮崎県0回
九州鹿児島県0回

夏の未優勝18県には、春夏とも未優勝の12県に加え、福井県、山梨県、岡山県、長崎県、熊本県、鹿児島県が含まれます。

この6県は夏では優勝していませんが、春のセンバツでは優勝経験があります。

夏は未優勝でも春では優勝している6県

都道府県春の優勝夏の優勝
福井県1回0回
山梨県1回0回
岡山県1回0回
長崎県1回0回
熊本県1回0回
鹿児島県1回0回

福井県では敦賀気比、山梨県では山梨学院、岡山県では岡山東商、長崎県では清峰、熊本県では済々黌、鹿児島県では鹿児島実が春のセンバツで優勝しています。

山梨学院が2023年春に初優勝するまで、山梨県は春夏とも優勝したことがない県の一つでした。

山梨学院は報徳学園との決勝を7対3で制し、山梨県勢として春夏を通じた初優勝を達成しています。これにより、山梨県は春夏通算の未優勝県から外れました。

夏は47都道府県から49代表校が出場する

夏の選手権では、全国47都道府県で地方大会が行われます。

北海道は北北海道と南北海道、東京都は東東京と西東京に分かれるため、全国大会には合計49代表校が出場します。地方大会と全国大会はいずれもトーナメント方式です。

春のセンバツとは異なり、夏はすべての都道府県から少なくとも1校が全国大会へ進みます。

ただし、地方大会を勝ち抜いたうえで、甲子園でも複数の試合に勝たなければ優勝には届きません。

毎年代表校を送り出していることと、その県が過去に優勝していることは別の問題です。

春と夏で未優勝県の数が違う理由

甲子園春と夏で未優勝県の数が違う理由

春の未優勝は17道県、夏の未優勝は18県、春夏通算の未優勝は12県です。

数字だけを見ると複雑に感じますが、「春だけ優勝している県」と「夏だけ優勝している県」があると理解すれば、違いを整理しやすくなります。

春と夏を別の大会として確認し、最後に両方の記録を重ねることが大切です。

春と夏では大会の仕組みが異なる

春は秋季大会の成績や試合内容などを参考に、選考委員会が出場校を決める招待大会です。

夏は都道府県ごとの地方大会を勝ち抜いた学校が代表になります。

春の出場校は2026年大会で32校、夏は49代表校であり、出場枠の数や地域ごとの割り振りも同じではありません。

この大会制度の違いに加え、長い歴史の中で各校が優勝した時期や大会が異なるため、春と夏の未優勝県は同じ顔ぶれになりません。

「県」と「学校」の未優勝は意味が違う

都道府県別の記録では、その県にある学校のうち1校でも優勝していれば、県として優勝経験があると数えます。

たとえば、県内の現在の代表校が過去に優勝していなくても、別の高校が優勝していれば、その県は未優勝県ではありません。

反対に、同じ学校が何度も決勝や準決勝へ進んでいても、決勝戦で一度も勝っていなければ、都道府県別の優勝回数は0回です。

確認するときは、次の違いに注意しましょう。

  • 学校が優勝したことがあるか
  • 都道府県勢として優勝したことがあるか
  • 春の大会で優勝したことがあるか
  • 夏の大会で優勝したことがあるか
  • 春夏のどちらか一方でも優勝したことがあるか

「甲子園で優勝したことがない県」という疑問への答えは、学校ごとの成績ではなく、都道府県内に春または夏の優勝校が存在するかどうかで決まります。

未優勝県でも決勝まで進んだ例は多い

春夏とも優勝していない12県の中には、甲子園の決勝へ進んだ経験を持つ県があります。

優勝回数が0回だからといって、全国大会で勝てていないわけではありません。

決勝で惜しくも敗れた県や、同じ学校が複数回にわたって全国の頂点へ迫った県もあります。

青森県は春と夏の両方で決勝を経験

青森県の八戸学院光星は、光星学院時代の2011年夏と2012年夏に準優勝しています。

2012年春にも決勝へ進んでおり、春夏3大会連続で甲子園の決勝を戦いました。

それでも優勝には届いていないため、青森県は現在も春夏通算の未優勝12県に含まれています。

未優勝という数字だけでは、全国大会で何度も上位へ進んできた青森県勢の実績までは分かりません。

新潟県は2009年夏に1点差で準優勝

新潟県では、日本文理が2009年夏の決勝へ進みました。

中京大中京との決勝は10対9となり、日本文理は1点差で準優勝しています。

9回二死から追い上げた試合としても知られ、新潟県勢が夏の優勝へ大きく近づいた大会でした。

しかし、決勝で勝利してはいないため、新潟県の夏の優勝回数と春夏通算の優勝回数は現在も0回です。

石川県は星稜が夏の決勝へ複数回進出

石川県では、星稜が1995年夏と2019年夏に決勝へ進んでいます。

2019年の決勝では履正社と対戦し、3対5で敗れて準優勝となりました。

星稜は甲子園で数多くの試合を経験している全国的な強豪校ですが、石川県勢としての春夏初優勝はまだ達成されていません。

強豪校があること、決勝へ進んだこと、都道府県として優勝していることは、それぞれ分けて考える必要があります。

秋田県や宮崎県にも夏の準優勝経験がある

秋田県では、第1回大会の秋田中と、2018年の金足農が夏の準優勝を経験しています。

特に金足農の決勝進出は、秋田県勢にとって第1回大会以来の大きな躍進として注目されました。

宮崎県では、延岡学園が2013年夏の決勝へ進出しました。

決勝では前橋育英に3対4で敗れましたが、宮崎県勢として優勝まであと一歩に迫っています。

このように、春夏通算で未優勝の県にも、決勝進出や準優勝を経験した県が複数あります。

未優勝県の一覧は大会結果によって変わる

甲子園の未優勝県は、永遠に同じではありません。

それまで優勝経験がなかった県の学校が初優勝すれば、その県は未優勝一覧から外れます。

近年も、県勢初優勝によって一覧が更新された例があります。

宮城県は2022年夏に未優勝から脱した

仙台育英は2022年夏の第104回大会で、下関国際を8対1で破って優勝しました。

これは宮城県勢として初めての優勝であるだけでなく、東北勢としても初の夏の全国制覇でした。

この結果、宮城県は春夏通算の未優勝県から外れました。

ただし、春のセンバツではまだ優勝していないため、春の未優勝17道県には現在も含まれています。

山梨県は2023年春に未優勝から脱した

山梨学院は2023年春の第95回記念選抜大会で初優勝しました。

山梨県勢にとって春夏を通じた初めての甲子園優勝であり、山梨県は春夏通算の未優勝県ではなくなりました。

一方、夏の選手権では現在も優勝していません。

そのため、山梨県は夏の未優勝18県には含まれています。

群馬県は2024年春にセンバツ初優勝

健大高崎は2024年春の第96回選抜大会で報徳学園に3対2で勝ち、春夏を通じて初優勝しました。

群馬県勢にとっても初めてのセンバツ優勝です。

群馬県は以前から夏の優勝経験があったため、春夏通算では未優勝ではありませんでした。

健大高崎の優勝によって、群馬県は「夏だけ優勝している県」から「春夏とも優勝している県」へ変わりました。

京都府は2024年夏に夏の優勝を達成

京都国際は2024年夏の第106回大会で関東第一を2対1で破り、初優勝しました。

京都府には春の優勝経験がありましたが、この大会によって夏の優勝も加わりました。

このように、学校としての初優勝と、都道府県勢としての初優勝が一致する場合もあれば、都道府県としては過去に別の学校が優勝している場合もあります。

記録を見る際は、学校単位と都道府県単位を分けて確認することが重要です。

甲子園の未優勝県に関するよくある疑問

春夏の甲子園記録は、集計の範囲によって答えが変わります。

ここでは、特に間違えやすい点を整理します。

北海道は甲子園で優勝したことがない?

北海道は春のセンバツでは優勝していませんが、夏の選手権では優勝経験があります。

駒大苫小牧が2004年と2005年に夏の甲子園を連覇しているため、北海道は春夏通算の未優勝県ではありません。

北海道が含まれるのは、春の未優勝17道県の一覧です。夏の未優勝18県と春夏通算の未優勝12県には含まれません。

東北地方はすべて未優勝?

春のセンバツに限ると、東北6県はすべて未優勝です。

しかし、夏の選手権では宮城県の仙台育英が2022年に優勝しています。

そのため、春夏通算で未優勝なのは、青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県の5県です。宮城県は含まれません。

準優勝した県も未優勝に含まれる?

決勝まで進んでも、決勝戦で敗れた場合は優勝回数に数えません。

準優勝を何度経験していても、決勝戦で一度も勝っていない県は未優勝県に含まれます。

青森県、新潟県、石川県、秋田県、宮崎県などは決勝進出経験がありますが、春夏通算の優勝回数は現在も0回です。

2026年夏の結果で県数は変わる?

2026年夏の第108回大会で、夏の未優勝18県の代表校が優勝すれば、夏の未優勝県は1県減ります。

さらに、春夏とも未優勝の12県から優勝校が出た場合は、夏の未優勝県だけでなく、春夏通算の未優勝県も1県減ります。

第108回大会は2026年8月5日に開幕するため、8月1日時点では現在の12県、17道県、18県という数字が有効です。

まとめ

2026年8月1日時点で、春夏の甲子園を通じて一度も優勝したことがないのは、次の12県です。

青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県、新潟県、富山県、石川県、滋賀県、鳥取県、島根県、宮崎県です。

春のセンバツだけで見ると未優勝は17道県、夏の選手権だけで見ると未優勝は18県あります。

数字が異なるのは、北海道や宮城県のように夏だけ優勝している道県と、山梨県や福井県のように春だけ優勝している県があるためです。

甲子園で優勝したことがない県を確認するときは、次のように分けると混乱しません。

  • 春夏を通じた未優勝県を知りたい場合は12県
  • 春のセンバツの未優勝県を知りたい場合は17道県
  • 夏の選手権の未優勝県を知りたい場合は18県

未優勝県の中にも、決勝進出や準優勝を経験した県は複数あります。

優勝回数が0回という記録だけで県勢の強さを判断するのではなく、過去の決勝進出や大会での戦いも合わせて見ると、各地域の甲子園の歴史をより深く理解できます。

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