履正社と三重の予想!夏の甲子園3回戦の勝敗・注目選手・8強進出のポイント

履正社と三重の予想!夏の甲子園3回戦の勝敗・注目選手・8強進出のポイント

2026年夏の甲子園3回戦で、履正社と三重がベスト8を懸けて激突します。

試合は8月15日13時開始予定。履正社は甲子園初戦で享栄を6―2、三重は松商学園を5―3で破り、3回戦へ進みました。

「履正社と三重はどちらが勝ちそうなのか」「戦力差はどの程度あるのか」「先発は誰なのか」と気になっている人も多いでしょう。

結論から言えば、現時点では履正社がやや優勢と予想します。

ただし、履正社の圧勝を予想するカードではありません。

三重は春のセンバツで大阪桐蔭と延長10回まで戦って5―6。夏の三重大会でも5試合で51得点を挙げ、甲子園初戦では3投手の継投で松商学園を退けました。大阪の強豪を相手にしても十分に競り合えるだけの材料があります。

一方の履正社は、大阪大会7試合で66得点。初戦の享栄戦でも11安打6得点を記録しており、強力打線の厚みでは一歩上と見ます。

まず結論
  • 勝敗予想:履正社がやや優勢
  • 独自予想の勝率イメージ:履正社58%、三重42%
  • 予想スコア:履正社6―4三重
  • 最大のポイント:三重が5回まで2点差以内に持ち込めるか
  • 注目材料:履正社の先発起用と三重・古川稟久の登板可否

58%対42%という数字は公式な勝率ではなく、地方大会と甲子園での内容、投手層、打線、直近の登板状況などをもとにした独自予想です。

学校名だけを見れば履正社に目が向きますが、この一戦は三重にもはっきりした勝ち筋があります。

ここから両校を投手力、打線、勝ち上がり、試合展開まで細かく比較します。

目次

履正社対三重の試合日程と放送予定

まずは試合の基本情報を確認しておきましょう。

第108回全国高校野球選手権大会の3回戦、履正社対三重は8月15日の第3試合に組まれており、13時開始予定です。大会公式日程でも同じ時間が案内されています。

試合情報
  • 大会:第108回全国高校野球選手権大会
  • ラウンド:3回戦
  • 対戦:履正社(大阪)―三重(三重)
  • 日程:2026年8月15日
  • 開始予定:13時
  • 球場:阪神甲子園球場
  • 勝者:ベスト8進出

スポーツナビでは、NHK総合・Eテレ、BS朝日4Kのテレビ放送と、スポーツナビ、スポーツブルでのネット配信が案内されています。

13時開始の第3試合なので、前の試合の進行状況によって実際の開始時刻が前後する可能性はあります。

観戦する場合は直前に大会情報を確認しておくと安心です。

履正社対三重の予想は履正社がやや優勢

今回、履正社を少し上に評価する最大の理由は、打線の厚さと攻撃の選択肢の多さです。

大阪大会では7試合で66得点。10―0、14―0、11―1、7―1、6―0、16―2と大量得点した試合が多い一方、関西創価との接戦も延長タイブレークの末に2―1で勝っています。

大差で押し切る試合だけでなく、ロースコアの接戦も経験しているのは強みです。

甲子園初戦の享栄戦でも先制されながら逆転し、最終的に11安打6得点。11安打のうち6本が長打でした。

三重にも高い得点力があります。

三重大会は5試合で51得点。津東に12―2、高田に13―3、いなべ総合に7―0、津商に7―6、決勝の近大高専に12―3で勝っています。

地方大会だけを単純計算すると、履正社は1試合平均約9.4得点、三重は約10.2得点です。

もちろん大阪大会と三重大会では対戦相手が違うため、この平均得点だけで「三重打線のほうが上」と判断することはできません。

それでも、三重を守備型のチームと考えるのは間違いでしょう。

両校とも地方大会では大量得点を奪ってきた強打のチームで、その中でも全国レベルの投手を相手にした攻撃の厚さで履正社を一歩上に取る、というのが今回の見立てです。

履正社と三重の戦力を比較

この試合は、単純な「強豪校対伏兵」という構図ではありません。

三重も春夏連続の甲子園出場で、センバツでは後に優勝した大阪桐蔭と延長タイブレークまで戦っています。履正社が優勢ではあるものの、戦力差は名前の印象ほど大きくないと考えたほうがよさそうです。

比較すると、次のように見ています。

比較項目履正社三重評価
打線の破壊力履正社やや優勢
上位打線互角に近い
長打力○〜◎履正社
エースの実績△〜○履正社
継投の選択肢互角
直近の投手負担三重
接戦経験互角
甲子園での今年の経験三重
総合力○〜◎履正社

特に興味深いのが投手陣です。

履正社には木村颯という明確な軸がありますが、享栄戦で167球を投げています。

三重は絶対的な1人に任せる形ではなく、上田晴優、船橋昊、吉井海翔らをつなぐ継投ができます。

その違いが試合後半にどう出るかは、最大の見どころです。

履正社の勝ち上がりと強さ

履正社は3年ぶり6回目の夏の甲子園出場です。

大阪大会では7試合で66点を奪い、決勝では箕面学園を16―2で破りました。専門メディアでも大会前から優勝候補クラスとして評価されていました。

ただし、履正社の本当の強さは「大量点を取った」という数字だけでは測れません。

ここでは攻撃と投手陣に分けて見ていきます。

大阪大会7試合66得点の打線

大阪大会での履正社の結果を見ると、得点力の高さがよく分かります。

ラウンド相手スコア
2回戦千里青雲10―0
3回戦関西創価2―1
4回戦寝屋川14―0
5回戦清教学園11―1
準々決勝近大付7―1
準決勝金光大阪6―0
決勝箕面学園16―2

7試合で66得点という数字以上に注目したいのは、準々決勝以降も7点、6点、16点を奪っていることです。

大会終盤になって相手のレベルが上がっても攻撃力が落ちていません。

一方で、関西創価戦は2―1の延長タイブレークでした。

「打てなければ勝てないチーム」ではなく、点が取れない日にもロースコアをものにした経験があります。

享栄戦では先制されても崩れなかった

甲子園初戦の享栄戦では、履正社が初回に先制を許しました。

それでも慌てず逆転し、最終的には6―2。11安打のうち6本が長打という攻撃で全国大会でも打力を示しました。

三重戦を予想するうえで、この「先制されても勝てた」という事実は重要です。

三重に先制点を奪われても、それだけで履正社の試合プランが崩れるとは考えにくいからです。

三重が勝つためには先制するだけでは足りず、その後も追加点を奪って履正社にプレッシャーをかけ続ける必要があります。

4番の辻竜乃介だけではない

履正社打線の中心は、主将で4番の辻竜乃介です。

辻は大阪大会で打率.462、15打点を記録しており、数字だけを見ても強烈です。

しかし履正社の怖さは、辻だけを抑えても終わらないところにあります。

1番の岩本倫之介、3番の小杉悠人、5番の北西華一らが並び、享栄戦では北西も8回に2点適時三塁打を放っています。スポーツナビも三重戦の注目選手として北西を挙げています。

三重投手陣としては、4番だけを避ける投球では攻略できません。

辻の前に走者を出さないこと、そして辻を抑えた後も北西まで気を抜かないことが必要です。

三重の勝ち上がりと強さ

三重は4年ぶり15回目の夏の甲子園出場。

センバツにも出場しており、2026年は春夏連続の甲子園です。

夏の三重大会では5試合で51得点。

さらに甲子園初戦でも松商学園から12安打5得点を奪いました。履正社ほど全国的な注目を集めやすいチームではありませんが、攻撃力は決して侮れません。

三重大会5試合51得点は十分な迫力

三重の地方大会成績は次の通りです。

ラウンド相手スコア
2回戦津東12―2
3回戦高田13―3
準々決勝いなべ総合7―0
準決勝津商7―6
決勝近大高専12―3

5試合のうち4試合で7点以上。

決勝では先発全員安打を記録し、初回に5点、7回にも6点を奪いました。

一度打線がつながれば、三重にも一気にビッグイニングを作る力があります。

そのため履正社にとっても、「3点程度取れば勝てる」と計算できる相手ではありません。

松商学園戦では5回までに5点を先行

甲子園初戦では、三重が松商学園を5―3で破りました。

初回に福田篤史の適時打などで2点を先制。3回に1点、5回には前野元佑の適時打と立松宗馬の犠飛で2点を加え、5回終了時点で5―0としていました。

最終的には8回と9回に3点を返されましたが、序盤から中盤にかけて主導権を握る攻撃は見事でした。

履正社戦でも、この形を再現できるかが最大のテーマです。

特に履正社の投手が試合に入りきる前に水野央清、前野、秋山隼人が走者を作り、福田へ回せれば三重の理想的な攻撃になります。

4番の福田篤史は履正社も要警戒

三重の中心打者は4番の福田篤史です。

三重大会で13打数6安打8打点を記録し、甲子園初戦でも先制打を含む3安打。三重戦の公式見どころでも注目選手として名前が挙がっています。

福田だけに目を向けるのではなく、1番の水野から始まる上位打線全体に注意が必要です。

松商学園戦で三重は12安打を放っており、「4番の一発待ち」ではなく、複数の打者がつながって得点する攻撃ができています。

三重は春に大阪桐蔭と延長まで戦っている

三重を評価する際、夏の地方大会だけではなくセンバツの大阪桐蔭戦も見逃せません。

2026年3月26日に行われたセンバツ2回戦で、三重は大阪桐蔭と対戦しました。

結果は延長10回タイブレークの末、5―6。

三重は一時1―5と4点差をつけられながら追いつき、9回終了時点で5―5。最後まで大阪桐蔭を苦しめています。

この試合が履正社戦の予想で参考になる理由は、単純に両校が大阪代表だからではありません。

全国トップクラスの打線と投手陣を持つ相手に対し、三重が甲子園という舞台で接戦を演じた経験があるからです。

春の大阪桐蔭戦を経験した選手たちにとって、「大阪の強豪だから圧倒される」という心理状態にはなりにくいでしょう。

夏の履正社戦でも、序盤さえ互角に入れれば試合を競った展開へ持ち込める可能性があります。

履正社対三重の投手力を比較

勝敗予想でもっとも読みづらいのが投手起用です。

8月14日夜の時点で、履正社対三重の先発投手は公表されていません。

そのため「木村颯対○○」と決めつけた予想ではなく、複数のパターンを考える必要があります。

履正社にはエースの木村がいる一方、三重は初戦から複数投手をつないでいます。

木村颯は享栄戦で167球を完投

履正社のエース木村颯は、享栄戦で9回を投げ切りました。

投球数は167球。8安打2失点、自責点1で完投し、8奪三振を記録しました。一方で7四死球を与えており、序盤は毎回のように走者を背負っています。

167球という数字だけを見ると、三重戦でも疲労が気になります。

ただし、ここは冷静に考える必要があります。

享栄戦は8月11日、三重戦は8月15日です。

4日空いているため、「167球を投げたから次は投げられない」という話ではありません。

また木村自身は試合後、体力に自信があり疲れは感じなかったという趣旨のコメントをしています。

それでも167球という負荷そのものが消えるわけではありません。

三重打線としては、初回から難しい球に手を出すより、木村の制球を確認しながら球数を増やしたいところです。

享栄戦と同じように四死球が増えれば、履正社側が継投へ切り替える時期も早まります。

167球と500球ルールは別に考える必要がある

高校野球では、投手の障害予防策として1週間500球以内という投球数制限が設けられています。日本高野連も現在の投球数制限について説明しています。

ここで注意したいのが、「木村が167球投げたから500球制限が迫っている」という解釈です。

167球は500球の約3分の1であり、現段階で制度上ただちに登板が難しくなる数字ではありません。

今回気にすべきなのはルール上の上限よりも、真夏の甲子園で167球を投げた身体的な負荷が4日後にどの程度残るかです。

木村が先発した場合も、初戦のように最初から完投を前提とするとは限りません。

履正社には他の投手もいるため、状態を見ながら早めに継投する展開も考えられます。

履正社は木村以外の先発も考えられる

「履正社のエース=木村だから三重戦も木村先発」と決めつけるのは危険です。

享栄戦前のチーム情報では木村だけでなく、左腕の上山篤慶も主戦級として評価されていました。

木村が167球を投げていることを考えれば、履正社が別の投手を先発させ、木村を途中から投入する形も十分に考えられます。

これは三重にとって難しいポイントです。

木村対策だけに打撃練習を寄せれば、左腕が先発した際に対応が遅れる可能性があります。

逆に履正社としては、複数の先発候補を持っていること自体が相手へのプレッシャーになります。

三重は上田・船橋・吉井の継投が機能

三重は松商学園戦で左腕の上田晴優が先発しました。

その後は2年生右腕の船橋昊、さらに左腕の吉井海翔へつなぎ、3投手で逃げ切っています。

三重の投手陣について大会前から、吉井、上田、船橋ら複数の投手を使える点が強みとして挙げられていました。

履正社打線を相手に一人の投手が9回まで抑え込むのは簡単ではありません。

その意味では三重の勝ち筋は「スーパーエースによる完封」ではなく、タイプの異なる投手を細かくつないで履正社打線に的を絞らせないことにあります。

これはかなり現実的な作戦です。

三重・古川稟久の状態が大きな変数

三重の投手陣を考える際、避けて通れないのが古川稟久です。

古川は最速149キロを誇る右腕ですが、三重大会決勝で右腕の肘付近を痛めました。

報道では肉離れと診断され、全治2週間から1カ月程度とされています。靱帯や関節の異常ではなかったものの、甲子園初戦での登板は難しい見込みと伝えられ、実際に松商学園戦では登板しませんでした。

この古川が履正社戦で投げられるかどうかは、三重の予想を大きく左右します。

古川が投げられるなら三重の終盤はかなり面白い

古川はセンバツの大阪桐蔭戦でも救援登板しています。

この試合では大阪桐蔭の強力打線を相手に3回無安打、5奪三振の好投を見せました。

春の大阪桐蔭を抑えた球威を出せる状態なら、履正社の中軸に対しても大きな武器になります。

例えば6回まで上田、船橋、吉井らで試合を作り、終盤に古川を短いイニングで使えるなら、三重の勝ちパターンはかなり増えます。

一方で、負傷から間もないことは無視できません。

8月14日夜時点で、履正社戦にどの程度の状態で登板できるかを断定できる材料は確認できていません。

予想では「古川が通常通り投げられる」ことを前提にせず、登板できれば三重にとって大きな上積み、と考えるのが妥当でしょう。

2026年からのDH制度も勝敗予想のポイント

2026年度から高校野球では指名打者、いわゆるDH制度が採用されています。

日本高野連は2026年度のシーズン開始からDH制度を導入しており、投手とは別に攻撃専門の打者を置くことが可能になりました。

この制度変更は履正社対三重のような、複数投手を使うチーム同士の試合では意外に重要です。

投手交代そのものが打順の弱体化につながりにくくなったからです。

履正社は北西華一をDHで起用

享栄戦で履正社は北西華一を5番DHで起用しました。

北西は8回に2点適時三塁打を放つなど、長打で勝利に貢献しています。

投手を打順に入れず、北西のような打力のある選手を5番に置けるのは履正社打線にとって大きなメリットです。

1番から5番まで息を抜きにくくなり、三重の投手交代のタイミングも難しくなります。

三重も東堂竜馬をDHで起用

三重も松商学園戦で東堂竜馬を7番DHとして先発起用しました。

同時に投手は上田、船橋、吉井と3人を投入しています。

つまり三重は、すでに「打線を維持しながら投手を次々と替える」という2026年のルールに合った戦い方を実践しています。

履正社戦でもDHを含めた打線の厚さと継投をセットで考える必要があります。

履正社対三重の打線を比較

数字だけを見ると両校とも打ちます。

地方大会では履正社が7試合66得点、三重が5試合51得点。

甲子園初戦でも履正社は6得点、三重は5得点でした。

それでも履正社を少し上に取るのは、長打力と中軸の厚みです。

履正社は1番から5番まで気が抜けない

享栄戦の履正社は、次のような上位打線でした。

  • 1番・岩本倫之介
  • 2番・竿谷凛斗
  • 3番・小杉悠人
  • 4番・辻竜乃介
  • 5番・北西華一

5番にDHの北西を置けることで、上位から中軸まで打線に厚みが出ています。

三重として怖いのは、辻だけではありません。

1、2番を歩かせたり単打で出したりすると、3番小杉、4番辻、5番北西を走者ありで迎えることになります。

四球一つが大量失点につながりやすい打線です。

三重投手陣は「三振を取りにいく」こと以上に、不要な四死球を減らす必要があります。

三重は水野から福田への流れが重要

松商学園戦の三重は、水野央清、前野元佑、秋山隼人、福田篤史、立松宗馬という並びでした。

初回には1死一、二塁から福田が先制適時打。

続く立松の打球でも得点し、いきなり2点を奪っています。

履正社戦でも重要なのは4番福田だけではありません。

水野、前野、秋山の誰かが出塁し、走者を置いて福田を迎えられるかどうかです。

木村が先発した場合、福田との一対一だけなら履正社側も大胆に攻められます。

しかし一、二塁で4番を迎えれば、変化球を低めに投げる際にも暴投や四球を気にしなければなりません。

三重が上位打線でどれだけ走者を作れるかは、得点数以上に試合全体の流れへ影響しそうです。

履正社対三重の勝敗を分ける5つのポイント

ここまでの戦力比較から見ると、勝敗を左右しそうなポイントはかなり絞れます。

特に注目したいのは先発投手、序盤の得点、三重の継投、履正社の中軸、そして試合後半です。

一つずつ見ていきましょう。

履正社が誰を先発させるか

最初の注目点は履正社の先発です。

木村が先発すれば三重は享栄戦の167球から4日後という点を突きたいところ。

逆に木村以外が先発すれば、三重は事前の木村対策をそのまま使えなくなります。

履正社にとっては、木村を温存しながら試合を作れれば理想的です。

例えば別の投手で4〜5回まで接戦に持ち込み、必要なら木村を投入する形なら、三重にとってかなり厳しいでしょう。

反対に木村以外の先発を三重が序盤で捕まえれば、一気に三重有利へ傾きます。

三重が3回までに先制できるか

三重が勝つためには、先制点の価値が非常に高いと見ます。

松商学園戦では初回に2点を奪い、5回終了までに5―0としました。

履正社相手にも同じようなスタートが切れれば、三重の継投策が生きます。

逆に履正社が先制し、三重が追いかける展開になると苦しくなります。

履正社には追加点を取る打力があり、点差が開けば三重は投手を守りながら攻撃でもリスクを取らなければならないからです。

三重がビッグイニングを防げるか

履正社相手に9イニング無失点を目指す必要はありません。

むしろ重要なのは「3点、4点を一気に取られる回」を作らないことです。

地方大会で履正社は何度も大量得点しています。

単打を1本打たれた程度なら問題ありません。

危険なのは、先頭四球、安打、失策などで走者をため、辻や北西に長打を許す流れです。

1イニングを1失点で終える回を重ねれば三重にも勝機があります。

逆に一度に4点を失えば、履正社の投手陣を相手に追いつく難易度が大きく上がります。

三重の継投が後手にならないか

三重は投手の選択肢が多いチームです。

しかし、投手が多いことと継投が成功することは同じではありません。

履正社のように打線がつながるチームを相手にすると、交代の判断が一打席遅れただけで試合が決まる場合があります。

「まだ投げられるか」ではなく、「履正社打線がその投手に合い始めているか」を見て判断する必要があります。

松商学園戦で上田、船橋、吉井の3人を使っているため、三重はすでに甲子園で継投を経験しています。

この経験は大きなプラスです。

7回以降を2点差以内で迎えられるか

最も面白くなるのは、7回終了時点で2点差以内の展開です。

三重は春に大阪桐蔭相手に4点差から追いついた経験があります。

そのため履正社が少しリードしているだけなら、三重側に「まだ行ける」という感覚は残るでしょう。

一方、松商学園戦では5―0から8回、9回に3点を返されています。

三重側にも終盤の試合運びには課題が残りました。

履正社には享栄戦の8回に追加点を奪った実績があるため、終盤の攻防については履正社をわずかに上と評価します。

履正社が勝つ展開を予想

履正社の理想は、中盤に試合を動かすことです。

序盤は三重の先発投手に多少苦しんでも、打者が一巡、二巡する中で球筋を把握し、4回から6回に複数得点を奪う展開が考えられます。

特に三重が投手を交代する前後は勝負どころになります。

投手交代直後はストライクを取りにくかったり、捕手との呼吸が完全に合っていなかったりするケースもあります。

履正社はそこで四球を選び、中軸へつなげれば一気に試合を決められます。

履正社の理想的な流れは次のようなものです。

  • 序盤を1失点程度で耐える
  • 3〜5回に上位打線から複数得点する
  • 三重の継投を早めに引き出す
  • 7回以降に北西らの長打で追加点を奪う
  • 投手陣が4点前後までに抑えて逃げ切る

この流れになれば、履正社の6―3、7―3程度の勝利も十分考えられます。

三重が勝つ展開を予想

三重の勝ち筋もかなり明確です。

まず先制すること。

その後、履正社打線に的を絞らせない継投を行い、5回終了までリード、あるいは2点差以内を維持することです。

三重は松商学園戦で初回から得点しています。

春の大阪桐蔭戦でも4点差を追いついているため、強豪相手でも試合を諦めず攻撃できる経験があります。

もし古川を短いイニングでも使えるなら、終盤の計算はさらに立ちやすくなります。

三重が勝つ場合は、8―7のような激しい打ち合いよりも、4―3、5―4程度の接戦になる可能性が高いと予想します。

履正社に大量点を取らせず、自分たちは水野、前野、秋山、福田の上位打線を中心に少しずつ得点する。

その形なら十分に番狂わせが起こります。

先発投手によって予想はどう変わる?

試合前予想で最後まで残る最大の変数が先発投手です。

現時点では先発が確定していないため、いくつかのパターンに分けて考えてみます。

木村颯が先発した場合

木村が先発した場合でも、履正社優勢という基本予想は変わりません。

ただし、享栄戦の167球から4日後という点は注目します。

最初から球威と制球が安定していれば履正社がかなり有利です。

逆に立ち上がりで四死球が続き、三重が2点程度を先行すれば一気に接戦になります。

三重が木村を攻略するなら、長打を狙い続けるより球数を投げさせることが大切です。

履正社が木村以外を先発させた場合

こちらのほうが試合序盤は読みにくくなります。

履正社としては木村を休ませられるメリットがありますが、三重が別の先発を早い回に攻略すれば、予定より早く木村を投入する必要が出てきます。

三重側は1、2回の攻撃を特に大切にしたいところです。

「木村が出てくるまで待つ」のではなく、先発投手を積極的に攻めるほうが勝機は広がります。

古川稟久が登板できる場合

三重の予想を最も上方修正する材料です。

春に大阪桐蔭を相手に無安打投球を見せた球威を発揮できるなら、履正社の中軸に対しても有効でしょう。

ただし負傷からの回復途中であるため、長いイニングを前提には考えにくいところです。

短い回でも登板できれば、終盤の1〜2イニングを締めるカードとして非常に大きな意味を持ちます。

履正社対三重の注目選手

両校とも中心選手だけを見ていては、この試合の面白さを十分に味わえません。

投手、上位打線、DHまで含めて注目すると試合の流れが分かりやすくなります。

履正社の注目選手は木村颯

まずは木村颯です。

享栄戦では167球を投げて完投しました。制球に苦しみながらも2失点で耐えた点は、数字以上に評価できます。

三重戦では球速よりも制球を見たいところです。

初回からストライク先行で入り、低めの変化球を振らせられるようなら三重打線はかなり苦しくなります。

反対に享栄戦と同じように四死球で走者をためれば、三重の上位打線につかまる可能性があります。

履正社の注目打者は辻竜乃介

打線の中心は4番の辻竜乃介です。

大阪大会では打率.462、15打点。主将としてチームを引っ張っています。

三重投手陣としては、辻に長打を打たれないこと以上に、「走者を置いて辻を迎えないこと」が重要です。

2死走者なしで辻に単打を許すのと、無死一、二塁で長打を許すのとではダメージがまったく違います。

北西華一はDH制度の象徴的な存在

5番DHに入った北西華一も見逃せません。

享栄戦では2本の長打を放ち、8回には試合を決定づける2点適時三塁打。三重戦の見どころでも注目されています。

4番辻を抑えた直後に北西がいるため、三重投手陣は息を抜けません。

辻を敬遠気味に歩かせる作戦も、北西の存在を考えると簡単には選べないでしょう。

三重の注目打者は福田篤史

三重では4番の福田篤史が最大の注目選手です。

三重大会で13打数6安打8打点、松商学園戦では先制適時打を含む3安打を記録しました。

履正社の投手陣を攻略できるかどうかは、福田の前に走者を置けるかに大きく左右されます。

木村が先発した場合、福田との対戦は試合の見どころの一つになります。

三重の投手陣は船橋昊にも注目

古川の状態が注目されますが、松商学園戦で結果を残した船橋昊も重要です。

三重は上田から船橋、吉井へとつないで勝っています。

古川が十分に投げられなくても、船橋が長めのイニングを安定して投げられれば継投の自由度は高まります。

履正社戦でも、船橋をどのタイミングで投入するかに注目です。

履正社対三重の予想スコア

予想スコア

最終的な予想スコアは、

履正社6―4三重

とします。

序盤から履正社が圧倒するより、5回前後までは接戦になり、中盤から終盤に履正社が打線の厚みで抜け出す展開を本線に考えています。

例えば、

3回終了時点で1―1。

5回に履正社が2点を奪って3―1。

三重が6回か7回に1点を返すものの、履正社が終盤に3点を加えて突き放し、三重も最後まで粘って6―4。

このような試合です。

ただし、三重が先制して5回終了時点でもリードしているなら、予想は大きく変わります。

途中経過予想
3回終了0―0ほぼ互角
三重が3回までに2点先行三重の勝機がかなり上昇
履正社が3回までに3点以上履正社がかなり有利
5回終了時点で1点差どちらにも十分勝機
三重リードで7回へ三重の番狂わせが現実的
履正社が7回時点で3点以上リード履正社優勢

高校野球の一発勝負なので、戦力差がそのまま点差になるとは限りません。

特にこのカードは三重にも継投と打線という明確な武器があるため、1、2点差のまま終盤へ入れば最後まで分からない試合になるでしょう。

履正社対三重は結局どちらが勝つ?

改めて結論をまとめると、履正社の勝利を本命と予想します。

履正社を上に取る理由は、単純に大阪代表だからではありません。

地方大会7試合66得点の打線、4番辻を中心とした中軸、DH北西を含めた打線の厚さ、そしてエース木村だけに依存しなくても戦える投手陣を評価しています。

一方で、三重の勝利を「大番狂わせ」と呼ぶほどの戦力差もないと見ます。

三重は三重大会5試合で51得点を挙げ、甲子園初戦でも松商学園から12安打5得点。春には大阪桐蔭と延長10回まで戦っています。

特に三重が先制すれば試合は一気に面白くなります。

上田、船橋、吉井らをつなぎ、5回まで履正社を3点以内に抑えることができれば、ベスト8進出は十分に見えてきます。

古川稟久が登板可能な状態なら、その可能性はさらに上がります。ただし古川は負傷から日が浅いため、登板を前提にした予想は避けるべきでしょう。

反対に履正社が序盤から三重の投手陣を捕まえ、3回までに3点以上を奪えば、かなり履正社ペースになります。

三重は追いかける展開になると、投手交代と攻撃の両方で早めに勝負をかけなければならないからです。

この試合を見るうえで、とりわけ注目したいのは次の5点です。

  • 履正社の先発は木村颯なのか、それとも別の投手なのか
  • 木村が投げる場合、享栄戦167球の影響が立ち上がりに出るか
  • 三重が初回から3回までに先制できるか
  • 三重が上田、船橋、吉井らをどの順番でつなぐか
  • 負傷している古川稟久に登板機会があるか

最終予想は履正社6―4三重

勝率イメージは履正社58%、三重42%とし、履正社が一歩リードしていると見ます。

ただし、三重が5回まで2点差以内、特にリードした状態で試合後半へ入れば、勝敗はほとんど五分に近づきます。

履正社の強力打線が中盤から三重の継投を攻略するのか。

それとも春に大阪桐蔭を最後まで苦しめた三重が、再び大阪の強豪を相手に接戦をものにするのか。

最終結論

「履正社有利だが、三重にも現実的な勝ち筋がある」――これが8月14日夜時点での履正社対三重の予想です。

【試合結果追記】三重が履正社に5―2で勝利し12年ぶりベスト8

2026年8月15日に行われた夏の甲子園3回戦、履正社対三重は5―2で三重が勝利しました。

三重は初回に3点、2回にも2点を加え、わずか2イニングで5―0とリード。その後は上田晴優、船橋昊、吉井海翔の3投手による継投で履正社の反撃を抑え、2014年の準優勝以来、12年ぶりとなる夏の甲子園ベスト8進出を決めました。

試合前の予想では「履正社がやや優勢」としていましたが、結果は三重の勝利。

ただ、事前に三重の勝ち筋として挙げていた**「先制する」「5回までリードを守る」「複数投手の継投で履正社打線に的を絞らせない」**という条件が、ほぼそのまま実現した試合でもありました。

結果を踏まえ、なぜ三重が履正社を破ることができたのかを振り返ります。

履正社対三重の試合結果

最終スコアは以下の通りです。

チーム123456789
履正社0000002002
三重32000000×5

履正社は9安打を放ったものの2得点で、守備では2失策。

一方の三重は12安打を記録し、守備は無失策でした。安打数だけなら極端な差ではありませんが、序盤の好機を得点につなげた三重と、走者を出しながら決定打を欠いた履正社という違いがスコアに表れました。

三重は初回から履正社の先発・上山篤慶を攻めた

試合前に注目されていたポイントの一つが、履正社の先発投手でした。

2回戦の享栄戦で167球を投げたエース木村颯ではなく、三重戦では背番号11の2年生左腕・上山篤慶が先発しました。

結果的には、この試合序盤が大きな分岐点となりました。

三重は初回、2四球と安打で無死満塁。

4番・福田篤史の打席で履正社にけん制悪送球が出て先制すると、1死二、三塁から立松宗馬が適時内野安打。さらに河口遼の打球が野選となり、初回だけで3点を奪いました。

三重の攻撃はそこで止まりません。

2回にも秋山隼人の適時打で4点目を奪い、さらに立松がこの日2本目となる適時打を放って5―0。

試合開始からわずか2イニングで、優勝候補にも挙げられていた履正社から5点のリードを奪いました。

上山は2回途中で降板。

報道では6安打2四球5失点、自責点4という内容でした。履正社はその後、石橋大季、木村颯とつなぎ、この2人は追加点を許しませんでした。

結果だけを振り返れば、履正社にとってあまりにも重かったのが、試合開始直後の5失点だったと言えます。

履正社は守備の乱れが失点につながった

三重の積極的な攻撃が見事だった一方で、履正社側には本来の力を出し切れなかったプレーもありました。

特に初回は、無死満塁から捕手のけん制球が悪送球となって先制点を献上。

その後も野選が得点につながり、2回にも守備のミスをきっかけにピンチが広がりました。試合全体では履正社に2失策が記録されています。

履正社は大阪大会から高い得点力を見せていましたが、5点を追いかける展開になると攻撃の難しさも変わります。

1点ずつ返せばよい状況と、「早く5点差を縮めなければならない」という状況では打者にかかるプレッシャーも違います。

事前予想でも、三重が勝つためには履正社を追いかける側に回すことが重要だとしました。

実際には三重がその条件を想像以上に早く作り、初回から履正社に5点を追わせる試合へ持ち込んだことが大きかったでしょう。

上田晴優が履正社の強力打線を5回無失点

三重の勝利でもう一つ大きかったのが、先発した左腕・上田晴優の好投です。

上田は履正社打線を相手に5回4安打、無四死球、無失点

大量リードをもらったからといって四球を連発することもなく、ストライクゾーンで勝負しながら試合を作りました。

Full-Countは、履正社打線が上田のチェンジアップへの対応に苦しんだと伝えています。

履正社にもチャンスがなかったわけではありません。

5回には高津冬真の安打と盗塁などで1死三塁。

6回にも1死二塁まで走者を進めましたが、いずれも得点できませんでした。特に6回は3番・小杉悠人、4番・辻竜乃介が打ち取られ、強力な中軸でも走者を返せませんでした。

9安打を放ちながら2得点に終わったことが、この日の履正社打線を象徴しています。

三重投手陣は安打を完全に封じたわけではなく、「走者を出してもホームには簡単に返さない」投球を続けました。

予想していた三重の3投手継投が再び機能

試合前の記事では、三重の大きな武器として継投力を挙げていました。

そして実際の履正社戦でも、上田晴優→船橋昊→吉井海翔という3投手の継投が機能しました。

これは2回戦の松商学園戦と同じ3人です。

先発の上田が5回無失点で役割を果たすと、6回から船橋が登板。

7回に履正社の反撃を受けて2点を失いましたが、8回から背番号1の吉井を投入し、最後の2イニングを無失点で締めました。

試合前には、

「三重が勝つなら、一人のスーパーエースによる完封ではなく、タイプの異なる投手をつないで履正社打線に的を絞らせない展開」

と予想していました。

まさに、その形での勝利でした。

注目されていた古川稟久を無理に使うことなく、すでに甲子園で登板経験のある3人で履正社の強力打線を2点に抑えた点も、三重の投手層の厚さを示しています。

履正社は7回に2点を返すも反撃は届かず

5―0のまま迎えた7回、履正社もようやく打線がつながりました。

2死三塁から代打・大山田清誠が中前適時打を放って1点を返します。

さらに2死一、二塁から1番・岩本倫之介も適時打を放ち、5―2。3点差まで迫りました。

ここでさらに一本出れば、試合の空気が変わる可能性もありました。

しかし三重は追加点を許さず、8回から吉井が登板。

履正社は8回、9回を無得点に抑えられ、序盤の5点差を最後までひっくり返すことはできませんでした。

履正社は2019年の全国優勝以来となる夏のベスト8進出を逃し、3回戦で甲子園を去ることになりました。

試合前予想を答え合わせすると何が違った?

試合前の最終予想は、

履正社6―4三重

勝率イメージを、

履正社58%、三重42%

としていました。

結果は三重5―2履正社だったため、勝敗予想そのものは外れました

履正社の打線の厚さを高く評価していましたが、実際には三重の上田を5回まで攻略できず、得点は7回の2点だけ。

履正社が序盤から中盤にかけて打線の力で追いつくという本線の予想にはなりませんでした。

一方で、三重が勝つ場合の条件として挙げていたポイントを振り返ると、実際の試合展開とかなり重なります。

  • 三重が先制する → 初回に3点を先制
  • 5回までリードを維持する → 5回終了時点で5―0
  • 複数投手で履正社打線の目先を変える → 上田、船橋、吉井の3投手継投
  • ビッグイニングを履正社に作らせない → 最大でも7回の2失点
  • 四死球や守備のミスを減らす → 三重は無失策、上田は5回無四死球

特に大きかったのは、試合前に「三重が3回までに先制できれば勝機が高まる」と見ていたところを、三重が先制どころか2回までに5点を奪ったことです。

予想では5回終了時点で2点差以内なら三重にも十分勝機があると見ていました。

実際にはその条件を大きく上回る5点リード。

これだけ序盤で主導権を握れば、継投力のある三重にとって非常に戦いやすい展開になります。

木村颯を温存する先発策は三重に攻略された

試合前から最大の不確定要素として挙げていたのが、履正社の先発投手でした。

結果として履正社は、享栄戦で167球を投げた木村を先発させず、2年生左腕の上山を起用しました。

木村を休ませながら上山で試合を作れれば、履正社にとって理想的なプランだったはずです。

しかし三重はその上山を立ち上がりから攻略。

木村がマウンドに上がるころには5点を追う展開となっていました。

木村や石橋がその後を無失点で抑えただけに、結果論ではありますが、序盤の5失点があまりにも大きかったと言えます。

高校野球の短期決戦では、投手層の厚さだけではなく、「どの投手をどのタイミングで使うか」が勝敗を左右することを改めて感じさせる試合でした。

三重の強さは「番狂わせ」だけでは片づけられない

優勝候補の一角として見られていた履正社の敗退には、ネット上でも驚きの声が相次ぎました。

一方で「三重が強かった」と三重の戦いぶりを評価する反応も多く見られています。

結果だけなら意外な勝敗に映るかもしれません。

しかし三重は今春のセンバツでも、後に優勝した大阪桐蔭に延長10回タイブレークの末5―6で惜敗しています。

そして夏は、同じ大阪勢の履正社を5―2で撃破しました。

今回の勝利は、単に履正社がミスをしたから生まれたものではありません。

序盤に四球や守備の乱れを逃さず5点を奪った攻撃。

上田が5回を無四死球無失点で抑えた投球。

船橋、吉井まで含めた計算された継投。

そして9イニングを無失策で守り切った守備。

これらをそろえて初めて、履正社から5―2という勝利をつかむことができました。

三重の沖田展男監督が試合後に語ったように、序盤から積極的につないで得点し、自分たちのペースで試合を進めた一戦だったと言えるでしょう。

三重は2014年以来12年ぶりのベスト8へ

三重はこの勝利で、準優勝した2014年以来12年ぶりとなる夏の甲子園ベスト8進出を決めました。

同時に、三重県勢として夏の甲子園通算40勝目にもなっています。

試合前は履正社の攻撃力に注目が集まりましたが、終わってみれば三重が「序盤の速攻」「先発投手の好投」「継投」「無失策の守備」を組み合わせ、最後まで主導権を渡しませんでした。

最終結果は三重5―2履正社。

事前予想の本命だった履正社は3回戦敗退となり、三重が12年ぶりに夏の甲子園8強へ進出しました。

勝敗予想は外れましたが、三重について挙げていた「先制して試合を小さくし、継投で逃げ切る」という勝ち筋が、そのまま履正社撃破につながった試合でした。

優勝候補を破った結果だけではなく、「なぜ三重が勝てたのか」まで振り返ると、決して偶然だけではない5―2だったことが分かります。

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