花巻東と横浜の予想!甲子園準々決勝の勝敗・スコア・先発予想を戦力比較、見どころまで徹底分析

花巻東と横浜の予想!甲子園準々決勝の勝敗・スコア・先発予想を戦力比較、見どころまで徹底分析

夏の甲子園でベスト4を懸け、花巻東と横浜が準々決勝で激突します。

試合は8月18日の第3試合、13時開始予定。公式戦では初対戦となる全国屈指の強豪同士のカードです。

「花巻東と横浜ならどちらが勝ちそう?」「織田翔希を花巻東は打てる?」「先発は誰?」「スコアはどのくらいになりそう?」と気になっている人も多いでしょう。

  • 勝敗予想では横浜をわずかに上と見ます
  • 本命スコアは横浜4-2花巻東です
  • ただし横浜の圧倒的優勢ではなく、花巻東が先制してロースコアへ持ち込めば接戦になります

今大会3試合で横浜が22得点を挙げている一方、花巻東は27イニングでわずか3失点、防御率0.67、失策0。横浜の得点力と花巻東の失点を防ぐ力が真正面からぶつかります。

さらに試合前日の8月17日、花巻東は最速157キロ右腕・織田翔希を想定し、通常より2~3メートル前から打撃投手に投げさせる速球対策を実施しました。

佐々木洋監督は、ここまで武器にしてきた機動力だけではなく、赤間史弥、古城大翔、萬谷堅心らの長打も横浜攻略には必要になるとの考えを示しています。

しかも、両校は完全な「初対面」ではありません。

現チームは昨秋に練習試合で一度対戦しており、花巻東は0-1で敗戦。その試合では古城が織田から中前打を放っています。

過去3試合の数字だけでなく、こうした直前情報や対戦経験まで踏まえると、見えてくるのは「横浜有利」の一言では片付けられない接戦です。

目次

花巻東対横浜の勝敗予想は横浜をわずかに上と見る

まず、今回の花巻東対横浜の予想を整理します。

横浜には今大会22得点の攻撃力と、織田翔希、小林鉄三郎を中心とした強力な投手陣があります。一方の花巻東は3試合すべてを4得点で勝ち、失点は合計3点。大量得点よりも、必要な点を奪って相手を抑える勝ち方が徹底されています。

両校の長所が正反対に近いため、この試合では「どちらが強いか」以上に、「どちらの得意な展開になるか」が重要です。

花巻東対横浜の予想まとめ
勝敗予想

横浜がわずかに優勢

本命スコア

横浜4-2花巻東

接戦予想

横浜3-2花巻東

花巻東の勝利パターン

花巻東3-2横浜

横浜の最大の強み

中盤以降の得点力と奪三振能力

花巻東の最大の強み

投手力・無失策の守備・機動力

横浜の先発予想

小林鉄三郎を本命、織田翔希も候補

花巻東の先発予想

萬谷堅心を本命

最大の勝負どころ

4~6回の横浜打線対花巻東投手陣

横浜を上に取る最大の理由は、チーム打率そのものではありません。

走者を出したあと、一気に複数得点へ結び付ける力が横浜のほうにあるからです。

横浜優勢でも「大差予想」にはしない理由

横浜は沖縄尚学に7-2、日南学園に10-1、霞ケ浦に5-2で勝ち、3試合合計22得点。花巻東は新田に4-2、岡山学芸館に4-1、英明に4-0で勝ち、3試合合計12得点です。

得点だけを見れば、横浜が大きく上回っています。

ところが、チーム打率は横浜.327に対して花巻東.319。安打数も横浜33本、花巻東29本で、得点差ほど大きな開きはありません。

横浜は「安打を得点に変える爆発力」が高く、花巻東は「少ない得点を守り切る能力」が高いチームです。

そのため横浜の攻撃力を評価しつつも、6-1や8-2のような一方的な試合より、3~4点前後を争う展開を本線と見ます。

花巻東と横浜の今大会3試合を戦力比較

花巻東と横浜の勝敗予想で最も分かりやすい判断材料が、甲子園での直近3試合です。

相手が違うため数字だけで単純比較はできませんが、「どんな野球で勝ってきたのか」はかなり明確に表れています。

特に注目したいのは、打率の差が小さいにもかかわらず、得点数と失点数にははっきりとチームカラーが出ている点です。

今大会3試合花巻東横浜
勝敗3勝0敗3勝0敗
得点1222
失点35
打率.319.327
安打2933
長打78
本塁打01
四死球1312
盗塁114
奪三振1933
防御率0.671.67
失策01

チーム成績は8月17日時点の今大会3試合を対象としています。

打撃の最大出力は横浜が上

横浜の優位性が最も分かりやすく表れているのが22得点です。

花巻東も打率.319と十分に打っていますが、3試合すべて4得点。一方、横浜は10得点した日南学園戦があり、打線がつながったときの最大出力では横浜が上です。

怖いのは、横浜が必ずしも序盤から打ち続けなければ勝てないチームではないことです。

3回戦の霞ケ浦戦では先制を許しながら、6回に9番・千島大翼、1番・小野舜友が続いて仕事をし、一気に逆転。そのリードを織田が守りました。

花巻東が4回、5回まで横浜打線を抑えていたとしても、それだけでは安心できません。

むしろ一巡、二巡して投手の軌道や変化球を見た横浜打線が、中盤でどう変化するかが最大の警戒点になります。

投手力と守備の安定感は花巻東が強い

花巻東は3試合27イニングでわずか3失点、自責点は2、防御率0.67です。

さらに失策は0。守備率1.000で勝ち上がっており、相手に余計な走者や追加のアウトを与えていません。

横浜も防御率1.67、3試合5失点と高水準ですが、花巻東は「相手を2点以内に抑える」という勝ち方を3試合続けています。

一発勝負では、この安定感を軽視できません。

横浜打線がいくら強くても、花巻東が四球と失策を抑え、長打の前に走者を置かなければ得点期待値は大きく下がります。

花巻東は11盗塁で安打以上の圧力をかける

花巻東が横浜より明確に上回っている数字の一つが盗塁です。

今大会3試合で花巻東は11盗塁、横浜は4盗塁を記録しています。

この差は「足が速い選手が多い」というだけではありません。

一塁走者が盗塁を狙えば投手はクイックや牽制を意識し、捕手はワンバウンドする変化球を選びにくくなります。内野手もベースカバーを意識するため、打者との勝負だけに集中しにくくなります。

花巻東にとって盗塁は二塁へ進む手段であると同時に、横浜投手陣へ少しずつ負荷をかける手段です。

ただし織田のように三振を奪える投手が相手の場合、走者を動かそうとして打者側の集中を崩す危険もあります。無理に走るのではなく、投球モーションや配球を見極めたうえで仕掛けられるかが重要になります。

横浜を勝敗予想で上位に置く5つの理由

  • 1イニングで複数得点を奪える
  • 1番・小野舜友が出塁役とポイントゲッターを兼ねる
  • 9番から1番へつながり、打線を切りにくい
  • 小林鉄三郎が四死球を与えていない
  • 終盤に織田翔希を残せる強みが大きい

横浜をわずかに上と評価した理由は、単純に「優勝候補だから」ではありません。

今大会の内容を見ると、打線、投手、試合終盤の奪三振力のすべてで、異なる勝ち方を持っています。

特に花巻東のような守備力の高いチームを相手にした場合、複数の得点パターンを持っていることが大きな強みになります。

1.1イニングで複数得点を奪える

花巻東は3試合合計12得点に対し、横浜は22得点。

単純な平均では横浜が1試合あたり7点以上を挙げている計算で、得点力には明確な差があります。

特に横浜は、走者をためて一気に試合を動かす力があります。

霞ケ浦戦のように接戦の中盤で複数得点を奪えるため、花巻東としては1-0、2-0程度のリードでは試合を安全圏に持っていけません。

花巻東が勝つには「横浜を5回まで抑える」だけでは足りず、6回以降まで集中打を発生させない投手運用が必要です。

2.1番・小野舜友が出塁役とポイントゲッターを兼ねる

横浜打線で特に重要なのが、1番の小野舜友です。

今大会3試合で14打数7安打、打率.500、7打点。1番打者でありながら、チームトップクラスの得点源になっています。

日南学園戦では3安打、霞ケ浦戦でも3安打。霞ケ浦戦では二塁打2本を含む3安打3打点を記録しています。

一般的な1番打者なら「塁に出さないこと」が中心になりますが、小野の場合は走者がいる場面で回すこと自体が危険です。

花巻東は小野本人だけでなく、8番、9番を出塁させず、小野を走者なしで迎えることが重要になります。

3.「恐怖の9番→1番」で打線を切りにくい

横浜はクリーンアップだけを抑えればいい打線ではありません。

霞ケ浦戦では9番・千島大翼が逆転につながる一打を放ち、その直後に1番・小野が長打で続きました。デイリースポーツも横浜の「9番→1番」のつながりに注目しています。

これは花巻東にとってかなり厄介です。

2死で7番、8番まで進んでも「あと一人で上位打線を避けられる」と簡単には考えられません。

  • 小野を走者なしで迎えたい
  • そのためには9番への四球を避けたい
  • 下位打線だからと球威を落とすと千島に打たれる危険がある
  • 上位打線へ入れば小野から再び攻撃が始まる

この循環をどこで切れるかが、花巻東投手陣の大きな課題になります。

4.小林鉄三郎が四死球を与えていない

横浜の投手陣というと織田に注目が集まりますが、小林鉄三郎の存在が非常に大きいです。

小林は今大会3試合で10回1/3を投げ、10奪三振。防御率2.61で、最大の特徴は四球、死球ともに0であることです。

これは花巻東との相性を考えるうえで重要です。

花巻東は走者さえ出れば盗塁や送りバントで得点圏へ進めますが、小林が四球を出さなければ、まず安打で一塁へ到達しなければ何も始まりません。

花巻東の攻撃力を抑えるには三振を大量に奪うことだけが正解ではなく、「無料の走者を出さない」ことも有効です。

その点で小林は、花巻東の機動力を発動させにくいタイプと言えます。

5.終盤に織田翔希を残せる強みが大きい

織田は今大会3試合で15回2/3を投げ、23奪三振、防御率1.15、WHIP0.83。

霞ケ浦戦では6回から登板し、4回無安打無失点、7奪三振。大会通算の奪三振率も非常に高い水準です。

花巻東にとって三振は特に痛いアウトです。

内野ゴロなら走者を進められる場面があります。外野フライなら三塁走者を返せることもあります。

しかし三振では、原則として走者を進められません。

織田を終盤に投入できれば、花巻東が得意とする「アウト一つと引き換えに走者を進め、最後は犠牲フライや内野ゴロで返す」という攻撃を寸断できます。

横浜が小林で中盤まで試合を作り、リードした状態で織田につなぐ形は、花巻東にとって最も避けたい展開です。

花巻東が横浜を倒すための5つの勝ち筋

  • 織田翔希の157キロを想定した準備を得点につなげる
  • 昨秋0-1の対戦経験を生かす
  • 赤間史弥と古城大翔の長打を生かす
  • 11盗塁の機動力と長打を併用する
  • 複数投手で横浜打線に的を絞らせない

横浜を本命にしましたが、花巻東に勝つ道が少ないわけではありません。

むしろ今大会の戦い方を見る限り、試合が3点前後のロースコアになれば花巻東の長所がかなり生きます。

そして前日練習を見ると、花巻東は横浜戦に限って「いつもの機動力だけ」に頼らない準備も進めています。

1.織田翔希の157キロを想定した準備を得点につなげる

8月17日の練習で、花巻東は打撃投手を通常より2~3メートル前に置き、速球への対応を確認しました。

最速157キロの織田を想定し、実際の距離より短い位置から球を見ることで体感速度を上げる狙いがあります。

これは単なる「速い球に慣れる練習」ではありません。

織田相手に振り遅れないためには、始動を早くしながら変化球にも対応する必要があります。速球だけを意識し過ぎれば、変化球に体勢を崩されます。

花巻東が狙いたいのは、織田を完全攻略して大量得点することではないでしょう。

1本の長打、1個の四球、1度の盗塁を組み合わせ、織田から1点を奪う準備と考えるほうが現実的です。

2.昨秋0-1の経験を「未知の相手ではない」強みに変える

花巻東と横浜は公式戦では今回が初対戦ですが、現チーム同士では昨秋に練習試合をしています。

結果は花巻東の0-1敗戦でした。

ここで重要なのは「前回負けたから横浜有利」という単純な話ではありません。

0-1で試合になっていたこと、そして実際に織田のボールを打席で経験している選手がいることです。

特に古城大翔は、その練習試合で織田から2打数1安打。中前打を記録しています。

157キロという数字を映像で見るのと、打席で実際に体感した経験があるのとでは違います。

  • 昨秋の0-1は参考材料の一つであり、今回の勝敗を直接示すものではありません
  • 織田自身も昨秋から成長しているため、古城の過去の1安打だけで相性を断定しないことが重要です

もちろん織田自身も昨秋から成長しているため、過去の1安打をそのまま今回の攻略材料にはできません。それでも「どう見えるのか」「どこまで引き付けられるのか」の感覚を持つ古城の存在は、花巻東打線にとってプラスです。

3.赤間史弥と古城大翔の長打を生かす

花巻東は今大会11盗塁と機動力が目立っていますが、もともと長打を期待できる中軸を持っています。

前日の佐々木監督も、横浜相手には機動力だけでは足りず、赤間、古城、萬谷らの長打が重要になるとの考えを示しました。

古城は今大会3試合で11打数5安打、打率.455、2打点。3試合連続安打を記録しています。

赤間も今大会11打数5安打で打率.455を記録し、4盗塁を決めています。

花巻東が横浜に勝つなら、この2人が単打だけで終わらず、二塁打など一打で走者を得点圏へ進める形が欲しいところです。

横浜投手陣から3連打、4連打するのは簡単ではありません。だからこそ1本で局面を変えられる長打には大きな価値があります。

4.11盗塁の機動力は捨てず「長打と併用」する

佐々木監督が長打の必要性を強調したからといって、花巻東が機動力を捨てるわけではないでしょう。

今大会11盗塁という数字は、横浜バッテリーにとって無視できない材料です。

むしろ理想は、長打か機動力かの二者択一ではなく両方を見せることです。

  • 四球や単打で出たら盗塁を警戒させる
  • 相手が走者を気にすれば打者への集中を削る
  • 直球中心になったところを赤間や古城が狙う
  • 長打が出れば送りバントなしで一気に得点圏へ進める

この組み合わせが機能すると、横浜側は配球も守備位置も難しくなります。

ただし、織田登板後に無理な盗塁を仕掛けてアウトを一つ渡すのは避けたいところです。特に1点差の終盤では、成功確率の高い場面を選ぶ必要があります。

5.複数投手で横浜打線に的を絞らせない

花巻東はここまで、萬谷堅心だけに依存せず勝ち上がっています。

3回戦の英明戦では赤間が先発し6回を無失点、その後を萬谷が抑えて完封リレー。花巻東は今大会3試合で防御率0.67という数字を残しています。

花巻東の強みは、一人の投手が9回まで完璧でなければ勝てないチームではないことです。

横浜打線が同じ投手を二巡、三巡して対応してくる前にタイプを変えれば、集中打のきっかけを消せる可能性があります。

横浜戦では特に「失点してから交代」では遅い場面があります。

四球、安打と続いて横浜の上位へ回る前に継投するなど、失点する一歩手前での判断が勝敗を左右しそうです。

花巻東のキーマンは赤間史弥と古城大翔

横浜攻略で注目したいのが、3番・赤間史弥と4番・古城大翔です。

花巻東は今大会、走塁や犠牲フライ、内野ゴロで効率よく得点してきましたが、横浜相手には中軸の一振りが必要になる可能性が高くなります。

前日に佐々木監督が長打の必要性を口にしていることからも、この2人が普段以上に重要な役割を担うことが分かります。

赤間史弥は「打つ・走る・投げる」のすべてが勝敗に絡む

赤間は今大会、打率.455で4盗塁。

さらに英明戦では先発投手として6回を無失点に抑えています。

つまり赤間は、打者として出塁して走るだけの選手ではありません。

投手として登板する可能性まで含めて、花巻東の試合プランそのものに関わります。

横浜が警戒すべきなのは赤間の長打だけではなく、単打で出してしまった後です。

一塁に出せば盗塁があり、盗塁を警戒すれば打者への投球に影響が出ます。

花巻東としては赤間が塁に出ることで、4番古城への攻めを難しくできるのが理想です。

古城大翔には織田から打った経験がある

古城は今大会11打数5安打、打率.455。

さらに昨秋の練習試合では、織田から2打数1安打で中前打を記録しています。

古城本人も織田との対戦についてイメージがあると話し、コースに逆らわない打撃を意識しています。

もちろん、練習試合の1安打だけで「織田に強い」と決め付けることはできません。

ただ、花巻東打線の中で実戦の打席から織田の球を知っていることは大きな材料です。

赤間が出塁し、古城が長打で返す。

花巻東が横浜を倒すなら、この形が最も分かりやすい得点パターンの一つになります。

横浜のキーマンは小野舜友と織田翔希

横浜には各打順に力のある選手が並びますが、試合の入口と出口を握るという意味で小野舜友と織田翔希は特に重要です。

小野が攻撃の流れを作り、織田が終盤を締める形になれば、横浜の理想に近い展開になります。

花巻東としては、この2人に完全に仕事をさせないことが勝利への近道です。

小野舜友を何度走者なしで迎えられるか

小野は今大会14打数7安打、打率.500、7打点。

日南学園戦と霞ケ浦戦ではともに3安打を記録し、状態はかなり良好です。

特に1番打者で7打点という数字が特徴的です。

通常なら下位打線に走者がいる状態で1番へ戻っても「上位へつながった」という程度ですが、小野の場合はそこで直接得点される危険があります。

花巻東投手陣は小野を避けて四球を出す選択もしにくいでしょう。

後ろにも打者が続くため、小野との勝負そのものを避け続けることはできません。

内角をどう使い、長打になりにくいコースへ集められるかが重要になります。

織田翔希は229球の疲労より奪三振能力を警戒したい

織田はここまで3試合すべてに登板し、15回2/3で229球を投げています。

それでも前日の8月17日には、自身の状態について問題なく投げられる準備ができていることを明かしています。

229球という数字だけを見れば疲労が気になります。

ただし、準々決勝前日は休養日で、本人も登板可能な状態を示しています。少なくとも「球数が多いから投げない」と決め付ける材料にはなりません。

さらに霞ケ浦戦では4回無安打7奪三振。

直近の投球内容を見る限り、球威が大幅に落ちている兆候は確認できません。

花巻東にとって重要なのは、織田を打ち崩すことだけではありません。

織田が出てくる前にリードする、あるいは少なくとも同点にしておくことです。

3点を追う終盤で織田と対戦する形になれば、花巻東の勝率は大きく下がると考えられます。

花巻東と横浜の先発予想

先発予想を先にチェック
横浜

小林鉄三郎を本命予想。織田翔希の先発も候補です。

花巻東

萬谷堅心を本命予想。試合展開次第では早めの継投も考えられます。

この試合は両校とも投手の選択肢が多く、先発予想が難しいカードです。

特に横浜は小林から織田という流れを直近2試合で使っており、花巻東も複数投手を組み合わせて勝ち上がっています。

そのため「先発投手が誰か」だけではなく、「誰を後ろへ残すのか」まで考える必要があります。

横浜の先発は小林鉄三郎を本命予想

横浜の先発は小林鉄三郎を本命と予想します。

小林は日南学園戦、霞ケ浦戦と直近2試合で先発。霞ケ浦戦では5回を投げ、その後を織田が4回投げています。

今大会の小林は10回1/3で四死球0。

花巻東のように走者を出してから機動力を使うチームには、四球を与えない左腕を先に当てる意味があります。

さらに後半へ織田を残せば、左腕・小林から最速157キロの右腕・織田へ球筋が大きく変わります。

花巻東打線は試合途中でタイミングと目線を作り直さなければなりません。

一方、織田は前日の段階で登板可能な状態を示しているため、最初から織田を先発させる選択肢も否定できません。

それでも直近の起用法と花巻東の攻撃スタイルを考えると、小林先発→織田救援を第一候補と見ます。

花巻東の先発は萬谷堅心を本命予想

花巻東は萬谷堅心の先発を本命と予想します。

萬谷は今大会2試合で計10回を投げ、防御率0.90。7奪三振で、被本塁打は0です。

1回戦の新田戦では先発し、英明戦では赤間の後を受けて登板しています。

英明戦では赤間を先発に立てたことで、萬谷を準々決勝へ向けてある程度温存できました。

横浜打線の上位には左打者もいるため、左腕の萬谷から入り、試合展開に応じて赤間らへつなぐ形は考えやすいでしょう。

ただし、花巻東は「エースだから最後まで萬谷」と固定する必要がありません。

横浜は打線が投手に慣れた中盤に一気に得点する力があるため、萬谷が好投していても打順の3巡目を目安に継投へ入る可能性があります。

花巻東が先制した場合は一気に接戦になる

花巻東にとって最も理想的なのは先制です。

横浜は逆転能力がありますが、花巻東は3試合で3失点、失策0。先に点を持って守れる状態になると、チームの長所が最大限に生きます。

特に花巻東が3回までに1~2点を先行した場合、横浜側にも変化が出ます。

普段なら強攻できる場面で送りバントを選ぶのか、それとも打線の力を信じて振らせるのか。準々決勝という状況もあり、1点の重みが増します。

花巻東は「先制した後」が本当の勝負

花巻東が1-0にしただけでは、まだ優位とは言い切れません。

横浜は霞ケ浦戦で先行を許しながら中盤に逆転しています。

花巻東に必要なのは、1点を取ったあとに追加点を狙うことです。

1-0のまま横浜の3巡目へ入れば、一本の長打で同点、走者を置けば逆転されます。

理想は3-0、最低でも2-0程度まで広げて6回を迎える形でしょう。

そのうえで継投を使い、横浜の集中打が始まりそうなところを先回りして切ることが重要になります。

横浜が先制した場合は横浜優位が大きくなる

横浜が先制すると、花巻東にとって難しい試合になります。

花巻東は今大会3試合すべて4得点で勝利しています。大勝するのではなく、投手力と守備を生かして4点を守る形です。

横浜に3点、4点と先行されると、この勝ち方を変えなければならなくなります。

送りバントで一つずつ進めるだけでは追いつけず、普段なら犠打を選ぶ場面でも強攻が必要になります。

横浜は3点リードで織田につなげたい

横浜にとって理想的なのは、5~6回までに2~3点のリードを作って織田へつなぐ形です。

織田は今大会15回2/3で23奪三振。三振を奪えるため、花巻東が走者を進める野球をしにくくなります。

花巻東が終盤に3点を追う場合、送りバントや犠牲フライだけでは足りません。

複数安打や長打が必要になるため、横浜が最も得意な「織田の球威で打者を押し込む展開」へ入ります。

したがって花巻東は、6回終了時点で2点差以内、できれば同点かリードを維持したいところです。

スコア予想は横浜4-2花巻東

最も可能性が高いと考えるスコアは、横浜4-2花巻東です。

予想する試合展開は、序盤が接戦、中盤で横浜が得点し、終盤を織田らが抑える形です。

ただし横浜が初回から打ち崩す予想ではありません。

1~3回は0-0か花巻東先制もあり得る

花巻東は複数の投手で失点を抑えており、横浜打線にとって初見の投手を序盤から簡単に攻略できるとは限りません。

特に萬谷が先発した場合、横浜の上位打線が一巡目でどこまで球筋を見極められるかが重要になります。

一方、花巻東も小林の制球力を考えれば、多くの四球は期待しにくいでしょう。

序盤は両チームとも走者を出しても簡単には得点できず、0-0か1-0程度で進む可能性が高いと見ます。

最大の勝負どころは4~6回

この試合で最も警戒したいのが中盤です。

横浜は霞ケ浦戦でも6回から試合を動かし、その直後から織田が4イニングを無失点に抑えています。

先発投手の球数が60~80球前後になり、打者が二巡、三巡する時間帯でもあります。

花巻東としては、このタイミングで「まだ抑えているから続投」と考えるのか、打たれる前に投手を替えるのかが難しいところです。

横浜は一度打線がつながると複数得点を取れるため、継投が打者一人遅れるだけで試合が大きく動く可能性があります。

花巻東が7回まで1点差なら予想はほぼ五分

本命は横浜4-2ですが、7回開始時点で2-1や3-2程度なら花巻東にも十分に勝機があります。

花巻東は単打で出た走者を盗塁で二塁へ進められるため、一つの出塁から同点の形を作れます。

今大会11盗塁という数字は、終盤の1点勝負でこそ価値が大きくなります。

逆に横浜が3点以上リードした状態で7回へ入れば、花巻東の機動力だけでは追いつきにくくなります。

  • この試合は最終スコアだけでなく、6回終了時の点差が大きな判断材料になります
  • 7回開始時点で1点差なら花巻東にも十分な勝機があります
  • 横浜が3点以上リードしていれば、終盤は横浜優位が大きくなります

当日の暑さも継投判断に影響する可能性

  • 試合は8月18日13時開始予定
  • 8月17日夜時点では西宮市の13時ごろが34度前後の予報
  • 天候は変化するため、暑さだけで勝敗を決めつけない
  • 投手の球数・継投判断を見る補助材料として考える

試合は8月18日13時開始予定です。

8月17日夜時点の西宮市の予報では、試合開始の13時ごろは34度前後まで気温が上がる見込みとなっています。

もちろん天候は変化するため、これだけで勝敗を予想することはできません。

ただし真昼の試合だけに、投手の体力管理や球数には多少影響する可能性があります。

特に織田はここまで229球を投げています。

本人は問題なく登板できる状態を示していますが、横浜が小林を先発させて織田の投球回を後半に限定するなら、暑さと累積球数の両方を考えた合理的な運用になります。

花巻東側も同様です。

1人の投手に長いイニングを任せるより、萬谷、赤間らを柔軟につないだほうが、横浜打線に慣れさせない効果と体力面の両方でメリットがあります。

花巻東対横浜で注目したい4つの見どころ

勝敗予想だけでなく、試合中に何を見れば流れが分かるのかも整理しておきます。

特に重要なのは、安打数よりも「どんな状態で上位打線へ回ったか」と「投手交代がいつ行われたか」です。

  • 横浜の9番から1番・小野へ走者を置いた状態でつながるか
  • 花巻東の赤間が出塁し、古城の前に走者を置けるか
  • 4~6回で花巻東が横浜の集中打を止められるか
  • 小林、織田、萬谷、赤間らを両監督がどのタイミングで交代させるか

この4点のうち、特に重要なのは中盤の継投です。

横浜が無死一、二塁を作ってから花巻東が投手を替えるのか、その一歩前で替えるのか。それだけでも結果は大きく変わります。

横浜側も、小林が花巻東に捉えられ始めたときに織田をどこで投入するかがポイントです。

1点差なら早めに織田、3点以上のリードがあれば別投手を挟むなど、準決勝以降を考えた起用まで含めて判断する可能性があります。

「横浜の打力対花巻東の投手力」だけでは足りない理由

この試合は分かりやすく言えば、横浜の強打と花巻東の投手力の対決です。

ただ、それだけで予想すると重要な部分を見落とします。

花巻東には11盗塁があり、横浜には小林の無四死球投球があります。

横浜には織田の奪三振力があり、花巻東には失策0の守備があります。

つまり、両チームとも相手の長所を消せる武器を持っています。

横浜は花巻東の「出塁後」を始めさせないことが重要

花巻東は出塁すると厄介です。

一塁走者が盗塁すれば送りバントを使わず得点圏へ進め、そこから進塁打や外野フライでも得点に近づきます。

英明戦でも適時打に依存せず4点を奪いました。試合は7安打4得点で、守備では完封しています。

横浜にとって最も簡単な対策は、走らせないことではなく一塁へ出さないことです。

小林が今大会で四死球0という数字を保てれば、花巻東の得意な攻撃をかなり制限できます。

花巻東は横浜の「連打の前」を断つことが重要

反対に花巻東は、横浜の長打そのものを完全にゼロにする必要はありません。

二塁打を打たれても走者がいなければ1失点には直結しません。

問題なのは、四球や単打で走者をためた状態から小野や中軸に回ることです。

花巻東は今大会失策0。

この守備を継続し、四球を抑え、「横浜に3アウトすべてを自力で取らせる」ことができれば、22得点の打線でも得点数を抑えられる可能性があります。

花巻東が勝つなら3-2、横浜が勝つなら4-2を予想

両校の勝ち方を考えると、それぞれ勝利した場合のスコアにも特徴が出そうです。

花巻東が勝つなら、5点以上を取り合う乱打戦より2-1、3-2、4-2といったロースコアが自然です。

横浜が勝つ場合は、花巻東の投手陣を考えれば10得点級の大勝より、3-1、4-2、5-2程度を本線と見ます。

展開予想スコア有利なチーム
投手戦花巻東2-1横浜花巻東
典型的な接戦横浜3-2花巻東ほぼ互角
本命展開横浜4-2花巻東横浜
横浜が先制横浜5-2花巻東横浜
花巻東が先制して守る花巻東3-2横浜花巻東
5点以上の打ち合い横浜優勢横浜

花巻東は12得点、横浜は22得点という今大会の差がある一方、花巻東の失点はわずか3。

この数字を素直に重ね合わせると、「横浜が4点前後、花巻東が2~3点」というゾーンが最も想定しやすくなります。

ただし、花巻東が序盤に2点を先行すれば話は変わります。

横浜が追う展開になることで送りバントや継投判断にも変化が生まれ、花巻東が得意な1点勝負へ引き込めます。

花巻東対横浜の最終予想

最終予想
勝敗

横浜がわずかに優勢

本命スコア

横浜4-2花巻東

花巻東の勝機

先制して3点以下を争うロースコアへ持ち込むこと

最終的な花巻東対横浜の勝敗予想は、横浜勝利とします。

横浜を上に見る最大の理由は、今大会3試合で22得点という攻撃力だけではありません。

小林鉄三郎が四死球をほとんど与えず試合前半を作り、終盤には15回2/3で23奪三振の織田翔希を投入できるという、花巻東の得意な野球を消しやすい投手構成があるからです。

小野舜友も打率.500、7打点と好調。

9番から1番へつながる横浜打線は、花巻東が一度でも四球や守備の乱れで走者をためれば、一気に複数得点へつなげられる力があります。

それでも、花巻東が簡単に崩れるとは考えにくいです。

3試合で防御率0.67、失策0、11盗塁。さらに前日には織田対策を行い、佐々木監督は従来の機動力だけではなく赤間、古城、萬谷らの長打を求めています。

昨秋の練習試合が0-1だったことも興味深い材料です。

古城は実際に織田から安打を放っており、花巻東にとって横浜はまったく未知の相手ではありません。

花巻東が勝つために最も大切なのは、横浜より多くヒットを打つことではないでしょう。

先制する。

四球と失策を減らす。

小野の前に走者を置かない。

横浜打線が三巡目に入る前後で継投する。

そして織田が登板するまでにリードする。

この条件を複数満たせば、3-2で花巻東が勝っても不思議ではありません。

逆に横浜が5~6回までに2点以上を先行し、小林から織田へつなぐ形になれば、花巻東が逆転する難易度は急激に上がります。

予想は横浜4-2花巻東。総合力と得点力では横浜をわずかに上と見ますが、花巻東が先制して3点以下を争う試合へ持ち込めば、勝敗はほぼ五分に近づく――そんな準々決勝を予想します。

【追記】花巻東対横浜の試合結果は6-0、横浜が完封勝利

※8月18日追記

花巻東対横浜の準々決勝は、横浜が6-0で勝利しました。

花巻東はベスト4進出ならず。横浜は先発した織田翔希が9回を投げ切り、花巻東打線を無得点に抑えて準決勝進出を決めています。

試合前には横浜の得点力と花巻東の投手・守備力がぶつかる接戦を予想しましたが、実際には横浜が投打に主導権を握りました。

ただ、スコアだけを見るよりも、3回裏の花巻東の好機と、その直後の4~5回に横浜がどう試合を動かしたのかを見ると、6-0という結果になった理由がよく分かります。

織田翔希が先発し、156キロを計測して9回完封

試合前の記事では、横浜は小林鉄三郎を先発させ、後半に織田翔希を投入する形を本命と予想していました。

しかし実際には、横浜は最速157キロ右腕の織田を先発に起用しました。

織田は初回から力のある直球で押し、試合中には甲子園最速タイとなる156キロを複数回計測。最後まで球威を保ったまま9回を投げ切り、花巻東を完封しました。

花巻東は安打そのものがまったく出なかったわけではありません。

1回には戸倉が左前打。3回には粒来と古城、5回には斎藤、6回には古城、8回には戸倉、9回にも代打・荒川が安打を放っています。

それでも得点には結び付きませんでした。

特に織田は、花巻東が走者を出した場面でも力で押し切りました。

7回裏には久保村、菅原、斎藤を3者連続三振。8回にも菊池と粒来から三振を奪い、終盤になっても花巻東へ反撃の流れを渡していません。

試合前に「終盤で織田が出てくれば花巻東は苦しくなる」と予想していましたが、実際にはその織田が最初から最後まで投げたことで、花巻東にとってさらに厳しい展開となりました。

初回は横浜が相手のミスを逃さず先制

横浜は1回表、田島陽翔の二塁打から好機を作りました。

池田の四球などで2死二、三塁とすると、捕球が乱れた間に三塁走者が生還。横浜が1点を先制します。

大量得点につながる派手な一打ではありませんでしたが、この1点は非常に大きな意味を持ちました。

花巻東は今大会、投手力と守備力を生かしながら先行して逃げ切る展開を得意としていました。

その花巻東が逆に1回から追う立場になったことで、試合前に想定した理想形とは最初から少し違う流れになっています。

一方の横浜にとっては、相手のミスから生まれた得点でも確実に1点として積み上げ、そのリードを織田に預けられたことが大きかったと言えるでしょう。

最大の分岐点は3回裏、古城の安打で同点にできなかった場面

花巻東にとって、この試合最大の好機は3回裏でした。

1死一塁から粒来が左前打を放ち、一、二塁。

赤間が左飛に倒れて2死となったものの、4番・古城大翔が左前へ運びました。

二塁走者の戸倉は一気に本塁を狙います。

しかし横浜の左翼手・江坂佳史が素早く前進し、カットを挟まず本塁へ好返球。戸倉はホームでアウトとなり、花巻東は同点にできませんでした。

結果論だけで言えば、ここが試合の最大の分岐点だったと考えられます。

1-1になっていれば、花巻東は得意とするロースコアの接戦へ戻せました。

しかし横浜は守備で同点を防ぎ、その直後の4回表に2点を追加しています。

スポーツブルの記事でも、この三回の守備が試合の流れを大きく引き寄せた場面として取り上げられています。

江坂は4番古城の長打を警戒して通常より深めに守っていましたが、打球への反応の速さで距離を埋め、強肩で本塁アウトを奪いました。

横浜は投手力だけでなく、守備で1点を消した直後に打線が得点するという形で主導権を握っています。

予想していた4~6回に横浜が一気に突き放した

試合前の記事では、勝負どころとして4~6回を挙げていました。

この見立ては、実際の試合展開とかなり近いものになりました。

横浜は4回表、江坂、千島の連打で一、三塁とすると、安食の一ゴロの間に1点を追加。

さらに四球などで好機を広げ、9番・小林大雅の適時打で3-0としました。

続く5回も横浜打線が止まりません。

池田の安打から川上が送りバントを決め、1死二塁。

ここで江坂が左前適時打を放って4-0とすると、盗塁を挟んで安食も中前適時打。5-0までリードを広げました。

横浜は4回と5回だけで計4得点しています。

しかも本塁打による大量得点ではありません。

単打、送りバント、盗塁、内野ゴロを組み合わせながら、着実に走者をホームへ返しました。

試合前には「横浜は強打だけでなく、小技を使った1点勝負にも対応できる」と見ていましたが、その部分は実際の試合でも表れています。

花巻東は5回から萬谷に代えて赤間を投入しましたが、横浜はその赤間からも2点を奪いました。

5回終了時点で5-0。

この段階で、花巻東が得意としていた「3点前後を争う試合」から大きく離れてしまいました。

古城大翔は織田から2安打、最後まで意地を見せた

敗れた花巻東の中で存在感を示したのが、主将で4番の古城大翔でした。

古城は3回に左前打を放つと、6回には154キロの直球を中前へはじき返し、織田から2安打を記録しています。

試合前の記事では、昨秋の練習試合でも古城が織田から安打を放っていたことを取り上げ、「織田の球を実戦で経験していることはプラス材料」としました。

実際の準々決勝でも、その経験を感じさせる打撃を見せています。

ただし、古城の前後で得点につながる形を作れませんでした。

3回は古城の安打で本塁を狙った走者がアウト。

6回は2死から古城が中前打を放ったものの、続く萬谷が二ゴロ。

8回には2死一、二塁で再び古城へ打席が回りましたが、右飛に倒れました。

花巻東は「織田から一本も打てない」という試合ではありませんでした。

それでも横浜は守備を含めて得点を許さず、花巻東のチャンスを一つずつ消しています。

花巻東・佐々木洋監督も試合後、横浜の守備力と投手力の高さを認めるコメントを残しました。

試合前予想と実際の結果を答え合わせ

試合前の最終予想は、横浜4-2花巻東で横浜勝利としていました。

結果は横浜6-0花巻東。

勝敗そのものは予想通りでしたが、横浜が完封し、点差も6点まで広がった点は想定以上でした。

一方で、「試合が動くのは4~6回」「花巻東は先制できないと苦しい」「横浜がリードして織田を使える展開になると花巻東は厳しい」といった試合展開の予想は、実際の流れと重なる部分がありました。

ここからは、試合前に挙げたポイントを一つずつ振り返ります。

「横浜勝利」の予想は的中、ただし6-0の完封までは読めなかった

試合前の本命は横浜でした。

この点については予想が的中しました。

横浜を上に見た理由として挙げていたのは、22得点を挙げていた打線の得点力、投手陣の厚さ、下位から上位へつながる打線、そして終盤に三振を奪える織田の存在です。

実際の試合でも、横浜は13時開始の準々決勝で序盤から主導権を握り、4~5回の連続得点で花巻東を突き放しました。

ただし、予想スコアは4-2。

実際には6-0でした。

最も大きく外したのは花巻東が2点程度は取ると見ていた部分です。

花巻東は今大会3試合すべて4得点しており、11盗塁の機動力もありました。

さらに前日には織田対策を行い、古城や赤間らの長打にも期待していました。

実際に古城は2安打を放ちましたが、横浜の守備と織田の投球によって、その安打が得点へつながりませんでした。

「打てるかどうか」以上に、「出した走者をホームまで返せるか」で横浜が大きく上回った試合だったと言えます。

先発予想は花巻東・萬谷が的中、横浜・小林は外れ

先発予想では、花巻東は萬谷堅心、横浜は小林鉄三郎を本命としていました。

実際に花巻東は萬谷が先発

こちらは予想通りでした。

一方、横浜は小林ではなく織田翔希が先発しました。

この部分は予想が外れています。

試合前は、直近の起用法から小林が前半を担当し、後半に織田を投入する形を想定していました。

しかし横浜は準々決勝でエースを最初から投入。

結果的に、この選択が大きく当たりました。

織田は156キロを計測する直球を軸に、9回を一人で投げ切って完封。

花巻東にとっては「織田が出てくるまでに得点する」という試合前に想定した時間帯そのものが存在しませんでした。

ここは予想を振り返るうえで、最も大きな修正点です。

横浜は準々決勝という一戦の重要性を考え、継投の形よりも最も力のある投手を最初からぶつけてきました。

「4~6回が最大の勝負どころ」という予想は実際の展開と一致

試合前の記事で特に重視していたのが、4~6回です。

横浜打線が先発投手の球筋へ慣れ、一巡、二巡したところから試合を動かす可能性が高いと考えていました。

実際には3回終了時点で横浜1-0。

まだ十分に花巻東が追いつける展開でした。

ところが4回に横浜が2点を追加して3-0。

さらに5回にも2点を追加し、5-0。

試合の大勢はまさに4~5回で決まりました。

花巻東も動いています。

5回から萬谷に代えて赤間を投入し、6回からは赤間を左翼へ回して菅原をマウンドへ送りました。

試合前に「横浜の中盤の集中打に対して、花巻東がどこで継投へ入るかが重要」としましたが、実際にも花巻東は早めに投手を切り替えています。

それでも横浜の攻撃を止め切れませんでした。

この試合を見る限り、横浜は単に中盤に打者が投手へ慣れただけではありません。

送りバントや盗塁を交えながら、相手の守備や投手交代にも対応して得点しています。

予想以上だったのは、横浜打線の「大振りせずに点を重ねる力」でした。

花巻東の勝利条件「先制・ロースコア」は実現しなかった

試合前には、花巻東が勝つための最重要条件として先制することを挙げていました。

花巻東は今大会3試合でわずか3失点。

先に点を取り、投手と守備で守る形に持ち込めれば横浜とも五分に近づくと見ていました。

しかし実際には初回に横浜が先制。

花巻東は試合開始から追う立場になりました。

それでも3回裏に同点の大きなチャンスはありました。

古城の左前打で戸倉が本塁へ突入しましたが、江坂の好返球によってアウト。

ここで1-1にできなかったことが非常に大きかったと言えます。

試合前の記事では「花巻東が3点以下の試合へ持ち込めば勝敗は五分に近づく」としました。

3回まではまさにその形でした。

しかし同点機を逃した直後、横浜が4回に2点、5回に2点を追加。

5-0となったことで、花巻東は盗塁、犠打、進塁打で1点ずつ取る本来の野球では追いつけなくなりました。

予想していた花巻東の勝ち筋が、3回裏から5回表までの短い時間で消えていった試合でした。

横浜の強さは打力だけでなく「失点を防ぐ守備」にあった

試合前には横浜の強みとして得点力と投手力を大きく取り上げました。

実際の試合を見て、もう一つ強く感じられたのが守備力です。

横浜は花巻東戦でも無失策。

これで3試合連続の無失策となりました。

象徴的だったのが、やはり3回の江坂の本塁送球です。

花巻東は古城がきっちり安打を放っています。

普通なら「4番が好機で打った」こと自体は攻撃側の成功です。

しかし横浜は外野守備でその1点を消しました。

織田が156キロの直球で三振を奪うだけでなく、打たせたときには野手がアウトを取る。

これが花巻東を0点に抑えた大きな理由でしょう。

9回裏も、2死から大和田が四球、荒川が右前打を放って最後まで花巻東が粘りましたが、得点には届きませんでした。

最終結果は横浜6-0花巻東

試合前の「横浜がやや優勢」という予想以上に、結果としては横浜の総合力が表れた準々決勝になりました。

一方で、3回裏の同点機までは花巻東にも十分に試合を動かすチャンスがありました。

そこで横浜が守備で失点を防ぎ、直後の4~5回で4点を追加したことを考えると、6-0というスコア以上に重要だったのは、横浜が相手に流れを渡しかけた瞬間を守備で断ち切ったことです。

試合前予想を振り返ると、横浜勝利と中盤が勝負になる展開は当たりました。

一方、織田の先発完封と花巻東の無得点は予想以上。

横浜は打線、投手力だけではなく守備まで含め、花巻東が得意とする接戦へ持ち込ませない野球でベスト4進出を決めました。

出典・参考情報

本文中の試合日程、チーム成績、選手成績、前日練習などの確認に使用した主な出典です。

出典・参考情報を開く
この記事も読まれてます
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次